担当幹事挨拶
リハビリテーション科女性専門医ネットワーク(RJN)
RJN委員会担当幹事:浅見豊子

近年女性医師の数は漸増し、医師国家試験合格率の女性比率は30%を超え、米国並みの4割に達する日もそう遠くないと言われています。しかし、現在、リハビリテーション(以下、リハ)科専門医数1,685名のうち女性リハ科専門医数はまだ270名と16%程度にとどまり(2009年12月1日現在)、リハ科専門医数の全体的な不足とともに、女性リハ科専門医数も伸び悩んでいる状態です。
リハビリテーション科は、小児からお年寄りまで、さまざまな疾患や障害のある方を支援する診療科です。脳・神経・筋疾患から運動器・整形外科疾患・嚥下障害・膠原病・呼吸器・心臓血管・悪性腫瘍など、多くの疾患でリハ科が必要とされ、疾患・障害そのものの治療から家庭・社会復帰への支援までと関わる範囲は広く、たとえ障害が残っても最大限に患者さんのQOLを高める支援も行います。
生活が対象となるので、育児や介護などの知識や経験も重要であり、女性医師の生活者としての経験もキャリアにプラスになる診療科でもあります。職場としても、急性期病院、回復期病院や身体障害児者施設、教育・研究施設など多種多様ですので、このことを上手に利用すれば、リハ科においては女性医師が仕事と家庭のバランスをとるために必要な勤務支援体制を整えやすく、キャリアの継続もしやすいのではないかと思います。
しかし、現状は充分な数の女性医師がリハ科を選択しているとはいえない状況にあり、私たちはリハ科女性医師の育成と支援を行う目的で、平成21年6月にRJNを立ち上げました。また、そのRJNの活動を支援する委員会が、RJN委員会として日本リハビリテーション医学会専門医会の中に存在します。
RJNの活動には、日本リハ医学会の会員およびリハ科に興味がある女性医師や学生であれば、どなたでも参加できます。そしてRJNでは、リハ科女性医師およびリハ科に興味を持つ女性医師や女子医学生相互における親睦をはかり、その上で臨床および研究の情報交換、教育普及などを行っていきたいと考えています。少しでも興味のある方は、RJNの活動に目を向けていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。