リハビリテーション科女性専門医ネットワークへようこそ!

RJN委員会担当幹事:大串 幹

RJN委員会担当幹事:浅見豊子

本邦においては、多くの女性が医学部を目指すようになり、女性医師数は漸増しています。一方勤務医としての医師不足は周知となり、この医師不足に拍車をかけているのは女性医師増であり、特に女性医師が現場から離れてしまうことにあるということで、「女性医師支援が医師不足解決の一助にならないか」という願いとともに、近年「女性医師支援」活動が盛んになっています。この傾向は日本だけではありません。イギリスでは2000年頃から医学部入学者の6割(!)を女性が占めています。しかしながら、専門医や指導医といういわゆる「上級医」と進む女性医師の割合はやはり少なくという問題があり、臨床研修制度や専門医育成過程は必ずしも女性医師に配慮したものではなくそのあり方の再検討がされているようです。リハ医学会においても、リハ科専門医の育成とともに女性専門医を増やしていく具体的プランが求められています。

リハ科は、その守備範囲が広く、方法も多岐にわたります。病気や障害の治療には、医師としての知識や技術はもちろん必要ですが、元の生活に帰れるように支援するためには、さらに心理的サポートや生活視点でのアプローチが必要です。

女性は人類史上(といえば大袈裟かもしれませんが)、ジェンダーとして「出産・育児」を通して人を育てるということ、「料理・洗濯・掃除」などで人や生活全般のケアという重要な役割を果たしてきました。現代においてもその遺伝子は活かされていると思いますし、それを利点とできる診療科の一つがリハ科だと思います。さらにリハ科の特徴として、急性期病院、回復期病院や身体障害児者施設、教育・研究施設、かかりつけ医など施設形態・勤務形態・果たせる役割など多種多様でかつ選択の幅も広く、仕事と家庭のバランスに工夫をすれば、専門医や学位取得といったキャリア形成にとても有利ではないかと思います。

しかし、これまではこのようなリハ科の良い点が女性医学生や女性研修医へ十分伝わっていなかったのでしょうか。少なくとも、女性医師がこぞってリハ科を目指すという状況にはなっていません。

RJNはリハ科女性医師の育成と支援を行う目的で、平成21年6月に立ち上げられました。「RJN委員会」はその活動を支援する委員会であり、日本リハビリテーション医学会専門医会の中にあります。RJNの活動は、日本リハ医学会の会員およびリハ科に興味がある女性医師や学生であれば、どなたでも参加できます。これまで、女性医師・医学生の懇親会、臨床・研究に関する情報交換会などをもとに、情報発信・教育研修セミナー活動を進めています。今後もリハ科を目指す女性医師・学生支援のための、楽しくかつ有意義な企画を検討しています。今後の活動にも目を向けていただき、ご支援いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。