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リハビリテーション科女性医師ネットワーク(RJN)

平成22年度 RJN企画 ティータイムセミナー 報告

リハビリテーション科専門医のお仕事-Part2-

RJN委員会委員:豊岡志保

2010年11月20日、21日にパフィシコ横浜アネックスホール(横浜市)にて第5回リハビリテーション科専門医会学術集会が開催されました。RJNでは昨年に引き続いて、日本医師会と共催で女子医学生、研修医向けにセミナーを企画しました。

藤谷順子委員長の司会進行により、首都圏だけではなく全国から集まった女子医学生11名、男子医学生6名、研修医他33名、計50名が参加して、ケーキとコーヒーをいただきながら、行われました。

「‘動く’‘歩く’‘活動する’の援助」とはというテーマで大串幹幹事から開胸手術翌日からの生活を見据えたアプローチが紹介され、急性期医療でのリハ科医師の重要性が再確認されました。

私は「地域連携による脳卒中の治療」として、医療と地域社会の連携の中でリハ科医師が大切な役割を果たしていることを話しました。

中馬孝容委員からは「リハビリテーション研究最前線のトピックス」として、脳の可塑性を用いた機能回復の試みについて手指の動きの回復が動画で紹介され、参加者は研究内容に興味を募らせた様子でした。

浅見豊子理事は「女性医師とリハビリテ-ション科専門医について」日本で初めて女性医師となった荻野吟子先生のご苦労に思いをはせ、現在、リハ科医師がワーク・ライフ・バランスにおいてもレベルが高く、また他科の医師と比較して遜色のない充実した仕事であることをお話されました。

横浜市大の菊地尚久先生(専門医会幹事長)から「学生・初期研修医に対するリハビリテーション科の教育とその問題点」のテーマで厚労省の調査で明らかになったもっとも需要が高いリハ科医師を育てるために大学での教育が不足している現状と学生にリハ科をアピールする方策について提案がありました。

小口和代委員は「リハ医の日常生活」と題して、摂食嚥下障害に対してのチームアプローチや失語症患者さんと一緒に歌うご自身の姿を紹介し、後輩達へのメッセージ”リハビリテーション科で一緒に「希望」を描いてみませんか?”が画面に映し出されると大きな拍手がよせられました。

参加者からの質問も活発にあり、小児リハを勉強したいと思っているとか、研修医としてリハ科を経験して、リハ科医が専門性のある仕事として魅力をアピールしたほうが良いのではなどの意見がありました。一部の大学以外ではリハ科の授業、実習は少なく、リアルなリハ科医に会って話せる機会は少ないのでしょう。

参加者全員での記念撮影の後、学生さんや研修医の方が演者や横浜市大の先生方に積極的に自己紹介したり、研修施設や仕事内容について相談したり、お話が尽きない様子が印象的でした。

なお、研修施設については学会HP内に掲載されています。このセミナーが一人でも多くの医学生がリハ科を選択するきっかけになりますように願いながら会場をあとにしました。ご協力頂きました皆様に感謝致します。