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リハビリテーション科女性医師ネットワーク(RJN)

平成26年度医学生、研修医等をサポートするための会 RJN企画 「今もっとも求められる医師=リハビリテーション科医師とは」プロフェッショナル紹介セミナー報告

今もっとも求められる医師=リハビリテーション科医師とは

今回のRJNセミナーは、第9回専門医会と同時に鹿児島市で開催された。鹿児島という南の端に、果たして研修医、医学生が来てくれるのだろうかという不安があったが、定員50名に対して、最終的には、医学生、研修医の他、他科医でありながらリハ病棟を任されている医師、既に専門医を取得している医師など計58名の参加者があり大盛況だった。

会の司会進行は藤谷順子先生が務め、初めに第9回専門医会の代表世話人の池田聡先生、次に次回専門医会世話人の笠井史人先生にご挨拶をいただいた。

その後、リハ医師としての実際の働き方、歩んで来た道などについて3人が話をした。3人の先生にはそれぞれ内容をまとめてもらったので、以下に掲載する。

「生きる時を活かす力」リハビリテーション科医師として働く魅力~家庭、病院、地域社会の中で~

鹿児島大学医学部リハビリテーション科 新関佳子

患者さんの「生きる時を活かす力」たらんと、回復期リハ病棟で多他職種と共に取り組んだことや地域のNPOや自動車学校と連携した社会復帰支援、療育に関わる諸機関と試みた地域の小児リハの受け皿作り等、病院内にとどまらないリハ科医の仕事について拙い経験ながらお話させていただいた。脳損傷者の家族でもある私にとって、その介護体験も仕事での学びも双方向に還元できるリハ医学は、私自身の「生きる時を活かす力」でもある。
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豊かになった視点と臨床力~転科した私の場合

南部徳洲会病院リハビリテーション科 滝吉優子

家庭医から転科し、リハ医学と出会い視点がひろがったこと、障害学を理解し臨床力が豊かになった話をまとめた。視点については、リハ専門医との出会いをきっかけにリハ医を理解したこと、臨床力については、問題点の考え方が変わった例として疾患別に3例(脳卒中、脊髄損傷、循環器疾患)、鑑別・治療が変わった例として「食べられない」という同主訴で3例(脳卒中後・復職・抑うつ的な例、球麻痺例、パーキンソン病終末期例)をあげた。
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いのちと生活を支えるリハビリテーション医療~在宅医療の開業医として~

ひさまつクリニック 院長 久松憲明

平成25年2月に在宅医療(訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ)に特化したクリニックを鹿児島市に開院した。我が国では未曽有の高齢社会を迎えるにあたり地域包括ケアの概念が提唱されているが、その概念はまさに地域リハビリそのものである。在宅医療は在宅生活を支える医療、リハビリ医療は生活をみる医療であり、看取り対応まで含めて在宅医療にもっとも適しているのはリハビリ科医師であると考えている。在宅医療に関心がある医学生、研修医にはリハビリ科医になる事をお勧めする。
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3人が、それぞれの視点でリハ医師の魅力を十分に話してくれた。3人の話の後では質疑応答の時間もあり、最後は浅見豊子先生の挨拶で会は終了した。

終了後のアンケートでは、女性医師のロールモデルが参考になった。将来リハ科を選ぶ上で参考になった。これからリハ医療に従事していく上で参考になったなど、参加して良かったという意見を多数いただいた。来年のセミナーも楽しみである。

セミナー企画:緒方敦子、大串幹

 

集合写真など