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リハビリテーション科女性医師ネットワーク(RJN)

第13回「この先生に聞きたい!」女性リハ科医キャリアパス

日時 2015年9月4日(金)14:30~17:00
場所 京都府立医科大学整形外科学教室医局
ゲスト 久保 俊一 先生(京都府立医科大学 副学長)
インタビュアー 堅山 佳美 先生(岡山大学病院総合リハビリテーション部)
鵜飼万実子 先生(亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科)
司会 中馬 孝容 先生(滋賀県立成人病センター 部長)
オブザーバー 大串 幹 先生(熊本大学病院脳卒中急性冠症候群医療連携寄付講座特任准教授)
浅見 豊子 先生(佐賀大学医学部附属病院 診療教授)

学生の頃のお話し
リハビリテーション医学に出会った頃
リハビリテーションの教育について
京都府立医科大学リハビリテーション医学教室の誕生
京都でのリハビリテーション医療の取り組み
リハビリテーション医学会学術集会について
若い先生たちへのメッセージ

司会:リハビリテーション科女性医師ネットワーク世話人会企画「第13回『この先生に聞きたい』女性リハ専門医キャリアパス」の本日のゲストは、京都府立医科大学副学長の久保俊一先生です。先生、今日は本当にありがとうございます。

久保:よろしくお願いします。

司会:本日のインタビュアーは、岡山大学病院総合リハビリテーション部堅山佳美先生と亀田ファミリークリニック館山家庭医診療科鵜飼万実子先生です。では、自己紹介をお願いします。

堅山:岡山大学病院総合リハビリテーション部の堅山佳美と申します。2000年に岡山大学を卒業して、当時の整形外科教室(井上 一教授)に入局しました。大学院を出たあとも、そのまま大学の千田益生先生のもとでお世話になっております。これから頑張っていくためにも、今日はぜひ勉強させていただきたいと思ってインタビューに参加しました。よろしくお願いします。

鵜飼:亀田ファミリークリニック館山の家庭医診療科に所属しています鵜飼万実子と申します。私はいま医師4年目です。学生のころから家庭医療と生活期のリハビリテーションに興味がありました。2014年にはリハビリテーション科に所属して、回復期リハビリテーションの勉強をさせていただきました。現在は外来をしながら、生活期のリハビリテーションなどを勉強させていただいています。よろしくお願いします。

司会:本日はお二人からいろいろな質問が飛び交うと思いますが、久保先生、よろしくお願いします。


学生の頃のお話し

司会:最初に、久保先生が「医師になりたい」と思われたきっかけを教えていただけないでしょうか。

久保:小さいころから体が弱くて、家の前にある医院によくかかっていました。そのとき、医師が聴診器を当てて、診断するでしょう。一つの器具で全体が見えるという「全能感」が面白いなと興味を持ちました。それがきっかけで、小学生の頃から医者になりたい、と思いはじめて勉強しました。

堅山:大学生活はいかがでしたか。

久保:大学に入学してからはテニスにうちこんでいましたね。これがまた厳しくて、365日のうち330日ぐらい練習していて、正月、お盆、試験のときしか休まずに朝から晩までやっていました。

鵜飼:西医体ではご活躍されたのですか。

久保:一応それなりに強かったです。団体戦の最高が準優勝。個人戦は、ダブルスで2年連続3位です。

堅山:現在、久保先生は京都府立医科大学の副学長、整形外科学教授、リハビリテーション医学責任教授を兼任されているわけですが、まず整形外科を選択されたのは、いつ頃だったのでしょうか。

久保:キャプテンをしていた医学部5回生の夏、西医体が終わってから整形外科を志望しました。その頃の整形外科は、ちょっとふわっとしていたからでしょうか。

司会:「ふわっ」というのは、どういうことでしょうか。

久保:他の科と比べて学問自体がまだそれほどガチガチではないという感じです。今から40年近く前ですから、未知数のものが多い、オリジナルが出せる、これから何か存在感が出せるというところがおもしろいと思いました。いろいろな手術ができるということもあり、また研究についてもこれから伸びそうなものがたくさんあって、整形外科は可能性があると当時思いました。今のリハビリテーションはその頃の整形外科の状況に似ていると考えています。これからどんどんオリジナリティーを出していける可能性があります。


リハビリテーション医学に出会った頃

司会:整形外科とリハビリテーション医学は深いつながりがあると思いますが、リハビリテーションについて意識されるようになったきっかけがありましたら、お聞かせいただけますでしょうか。

久保:整形外科とリハビリテーション医学は本当に深くつながっています。昔の整形外科の治療体系ではなかなか完全にcureはできなかったので、何らかの障害を残した形で治療を続けていかなければいけませんでした。だから40年前は診療をする上で、障害の程度や、どのようなリハビリテーションをしたらいいかということについて常に考えておかないと、整形外科医として通用しませんでした。僕らの年代や、その前に整形外科をやっている人がリハビリテーションについていろいろ知識があったのは、そういうトレーニングを受けたうえでのことだったわけです。整形外科は手術だけじゃなくて、リハビリテーションで障害の予後を変え得る可能性があるのです。

だから僕は、早いうちからリハビリテーションという分野は非常に重要だと思っていました。骨折などでは、整復・固定・後療法の中でも、とくに後療法が大事、つまりリハビリテーションが一番のキーポイントだということをずっと実際の診療の中で学んできました。若手の整形外科医にもリハビリテーションが大事だということは常に教えています。しかし、今は完全にcureしよう、ほぼ正常にしようという方向に治療が変わってきていて、それができるところまで手術のレベルもものすごく上がっています。それはそれで非常にいいことなのですが、何でリハビリテーションが大事なのかが理解できなくなってしまっています。そこが今の問題でもあります。

司会:リハビリテーションに関して、印象深い患者さんはいらっしゃいますか。

久保:一番覚えているのは、骨切りの手術後しばらくしてから脳卒中になって言語障害が出てしまった方のことです。そのころ言語聴覚士の先生は京都には少なかったのですが、その一人に週一回特別に来ていただいて、指導を受けながら僕が自分で9ヵ月間リハビリテーションをやり、スピーチセラピーが整形外科医で一番上手になりました。もうだいぶ忘れてしまいましたが。

堅山:大変だったのですね。

久保:その患者さんは最後に「これくらいで堪忍してやるわ」と言って退院していかれました。医療はなかなか難しいです。リセットはきかないですから、万全の備えをしておくことが重要です。

医局員には患者さんの訪床をしっかりしなさいと話しています。私は週一回、月曜日の朝に整形外科とリハビリテーション科に入院しているおよそ70人の入院患者さん全員の回診をします。治療を納得してもらっているかどうかは患者さんの顔を見たらすぐに分かります。きちんと手術をして、そのあともきちんと診ないとだめです。そのためにもフットワークは必要です。


リハビリテーションの教育について

司会:リハビリテーションの教育については、いかがお考えでしょうか。

久保:前教授がリハビリテーションのことについていろいろやって来られたので、その関係で私もリハビリテーション科専門医も早めに取りました。現在では、京都のリハビリテーション科専門医のうち、京都府立医科大学整形外科教室関係で約半分以上を占め、各関連病院でリハビリテーション部長を兼任しています。

ところが、整形外科医は運動器のリハビリテーションはよく経験しているのですが、脳神経、摂食嚥下、呼吸器、心臓、小児、がんなどカバーしきれていない領域も少なくありません。さらに、領域がどんどん拡がっていっています。もちろん社会的にも必要とされてきています。これは、ちゃんとした教育体制を作らないといけないと思いました。いろいろな疾患をベースとしたリハビリテーションと、それを統括するようなリハビリテーションの総合的な診断能力や評価、それからリハビリテーションとしての新しい治療方法など、全部ミックスした質の高い教育体制を作らなければいけないと。

そこで、リハビリテーション医学教室の立ち上げに至るわけです。


京都府立医科大学リハビリテーション医学教室の誕生

鵜飼:リハビリテーション医学教室を開講されたのはいつでしょうか。

久保:2014年の10月です。

鵜飼:私は聖マリアンナ医科大学卒業ですが、リハビリテーション医学教室はありませんでした。そういう大学はまだ多いと聞いています。学生さんにリハビリテーション医学をどのように教えるのか、ということは課題だと思います。

堅山:岡山大学でも今年からリハビリテーション医学の学生教育が始まりましたが、マンパワーが十分ではありません。一緒に患者さんの診察に行ったり、筋電図検査を見てもらったり、療法士の行う訓練を体験してもらったりなど、まずリハビリテーション医学を知ってもらうということを主体に実習を始めました。日々、学生教育は本当に難しいと思っているのですが、久保先生は学生に対してリハビリテーションの魅力をどのように伝えておられますか。

久保:リハビリテーション医学教室では、リハビリテーションに関係していることは全部教育できるようにスタッフを集めました。所属する8名全員が専門医です。学生さんに、リハビリテーションで何ができるのかを見せるためにも、まず人材獲得が重要ですね。大学院や研究の指導もしていかないといけない。そのためにロボットリハビリテーションセンターも作りました。

堅山:やはり研究ができるということは大きな魅力になりますか。

久保:「どういう研究ができるのか。」と聞かれたときに、「最先端のこともできますよ。」と言えるようにしておかないと駄目です。リハビリテーション医学教室があって、きちんと居場所があって、やっている研究もあるのだというように、多くの選択肢を可視化しないと、入局を考えないのではないかと思います。

鵜飼:リハビリテーション医学教室は他にもありますが、今回の新専門医制度に合わせて新しい教室を作っている大学もあって、それぞれかなり方針が違っているようですね。

久保:そうです。方針が違うことが問題です。僕は今のリハビリテーションで必要なことは、今後のあるべき姿について、日本リハビリテーション医学会を中心に議論をまとめていくことだと思います。

さっきも言いましたが、リハビリテーション医学は学問としてまだ固まっていない部分が多い。それぞれの分野で素晴らしい臨床や研究はされていますが、リハビリテーション医学のレベルをさらに上げるためには、全体の学問体系をしっかりして、ベースを上げないといけないと思っています。日本や世界をリードする研究をやってやろうという人が入って来やすいベースを作っておかないと、そのフィールド自体が上がっていきません。

また、インターナショナルな尺度で日本の実態を見ておかないと、世界の中で話しはできません。2019年に日本でISPRM開催が決まりましたが、大変良いことだと思います。

堅山:リハビリテーション医学全体がまとまって進歩していく必要があるということですね。まだまだ問題はたくさんあるようですが。

久保:在宅のリハビリテーションで社会復帰まで考えるから、社会制度の問題や社会資本の整備など、介護や福祉も視野に入れて整理していかなければいけません。一方、急性期では疾患のコントロールが一番重要で、それを理解した上で担当医と話しをしないといけません。回復期にはまた独自の特殊な仕組みがあります。

これだけ広いリハビリテーション医療体系の中では、疾患別の基本的なポイントについてはトレーニングしなければいけません。ニューロリハビリテーションに興味がある人でも、関節の構造を理解し、拘縮が起こったときにどうするのか、また高齢になったときの変性疾患の話など、運動器リハビリテーションのポイントについては、知っておく必要があります。

リハビリテーション医がもっといろいろな科と連携しながら診療をするというのも一つのあり方だと思います。それから、装具にももっと力を入れてやっていったらいいと思います。ロボットなども一つのポイントだと思います。薬物療法の基本的な知識も、もっと療法士と共有しながらミックスして使っていくとよいと思います。

学生や若い先生が来たときに、様々な疾患に対して、これだけいろいろな組み合わせができるのはリハビリテーション医しかいないというようなイメージをもってもらいたいと思います。「療法士に任せています。」というようなことでは、療法士の人からもリスペクトはないです。「あのリハビリテーション科医の治療の組み合わせはすごい。最新の医療を入れている。」となると、従来の疾患に対する提言もできます。

基盤をしっかりと持って、その上で特殊なことをやっていくべきだと思います。早くリハビリテーション医学の世界が明確に存在することを示しておかなければならないと思います。

司会:目の前の患者さんを診て、今までのいろいろな経験や知識と、いま与えられている現状の中でどう考えるかということを、現場で悩みながら診療している先生は多いと思います。もちろん、先生がおっしゃったことはすごく大切なことです。しかし全員が両方ともできますでしょうか。

久保:バランスです。全員にやりなさいというわけではありません。日本リハビリテーション医学会がプロモーションし、サポートして、例えば基礎研究をやっている人がいてもよい形を作っておくことです。そういうリハビリテーション全体を大局的に見ていく人が増えていくことが大切です。それを行うためには、大学どうしの連携も大切ですね。

鵜飼:京都府立医科大学リハビリテーション医学教室の目指すところを教えてください。

久保:目標は日本で一番です。オンリーワンかナンバーワン。リハビリテーション医学教室の医局員には、「全体のバランスを取りながら、存在感というかオリジナリティーを出してナンバーワンとかオンリーワンを目指しなさい。」と話しています。臨床医はバランス感覚が必要だと思います。

もちろん研究マインドは、医学の場合は必要不可欠だと思いますが、いかがですか。

堅山:臨床に追われると、研究をやりたいで終わってしまうことが多くて、いつも反省しています。


京都でのリハビリテーション医療の取り組み

堅山:京都のリハビリテーション医療の発展に向けて、いろいろな病院と一緒に教育体制を作っておられると伺いました。

久保:他の分野に負けないような形をつくろうと思ってやっています。だから全国のリハビリテーション医学教室から優秀なスタッフを派遣してもらっています。出身が違うから少しずつ考え方が違うのだけれども、それは教室にとって良いことです。ディスカッションしてうまく融合したときに、京都府立医科大学のオリジナルができます。だから、いろいろな人に集まってもらって、いろいろな話をしてもらっています。

久保:京都府内では、リハビリテーションの教育は京都府立医科大学を中心として、京都大学とも連携して統一していきましょうということになりました。リハビリテーション医学教室で学部学生教育、リハビリテーション科専門医育成を行います。もちろん大学院で研究指導も行います。勤務医・開業医の先生のためには京都府リハビリテーション教育センターが設立され、定期的に基本的な指導できる機会を提供しています。ちなみに、私は京都府の心身障害者福祉センターの所長も兼任しています。


リハビリテーション医学会学術集会について

堅山:2016年6月開催予定の第53回日本リハビリテーション医学会学術集会について教えてください。

久保:たくさんの方に参加していただきたいと思っていますので、第53回日本リハビリテーション医学会学術集会はたくさんの新しい企画を立てました。まずISPRM2016(2016年5月、マレーシア)と共同企画を行うことになっています。また、シンポジウム、教育講演の一部は、合同企画として日本整形外科学会、日本神経学会、日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会、日本臨床整形外科学会、日本運動器科学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本心臓リハビリテーション学会、日本義肢装具学会、日本RAのリハビリテーション研究会、回復期リハビリテーション病棟協会、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会・第17回日本言語聴覚学会、日本義肢装具士協会と共同で開催します。さらに、日本障がい者スポーツ協会から後援を受けたシンポジウムも予定しております。基礎科学、評価、急性期、回復期、生活期、脳卒中、運動器、脊髄損傷、小児、内部障害、がん、栄養、運動療法、義肢・装具、摂食嚥下、地域包括ケア、アスレチックリハビリテーション、障がい者スポーツなど、それぞれの分野の第一人者の先生方に講演をお願いしています。

リハビリテーション科はもちろん、整形外科、脳神経外科、神経内科、循環器科などの先生方、摂食嚥下に関係する先生方など、各領域の皆様に学術集会に来ていただきたいと思っています。

展示会にも力を入れています。リハビリテーションロボット、薬物療法、生体物理刺激、義肢装具、摂食嚥下・栄養、介護福祉、未来を拓くリハビリテーションなどの展示を通じて、リハビリテーション医学・医療の広がりと未来を体感していただけるよう準備しています。

鵜飼:メインテーマである「軌轍と融和」について教えてください。

久保:先人の「軌轍」すなわち轍(わだち)から基本的な知識と技能を学び、各臨床医学分野間、あるいは多職種間連携により融和を図ることで、リハビリテーション分野がさらに飛躍するようにとの願いを込めています。

ポスターには尾形光琳の「紅白梅図屏風(紅梅図)」使いました。小さな流れがしだいに大河となり、そのほとりではみごとな紅梅が開花しています。過去から現在までの「軌轍」が「融和」し、未来に向けて大きな成果を生み出すイメージです。

司会:インパクトのあるメインテーマだと思っていましたが、とても興味深かったです。

久保:皆さんが、リハビリテーション医学会学術集会に集まろうよ、参加者とface to faceで何か話しをしようよ、というように年一回の集まる場所にしたいと思います。初めて来たドクターにも結構面白いではないかと思ってリピーターになっていただかなければ、リハビリテーション医学は拡がらないとも思っています。


若い先生たちへのメッセージ

司会:先生、今日は本当に長い時間ありがとうございました。最後に、若手医師に対して、あるいは女性医師に対して、先生から何かメッセージを頂けますでしょうか。

久保:やはり目標を持つことが大事だと思います。小さな目標でもいいので、目標を設定して、クリアしたらまた次の目標を持つということです。

司会:ありがとうございます。

久保:医療の仕事には定常状態がありません。実際すごくいろいろなことが変化するでしょう。だからアンテナをしっかり立てて、自分の目標を設定して、ある程度可変もしながら、常にその目標に向かって動いていかないと錆付きます。前進しないにしても、そこに立って体を動かしていることが大事だと思います。そのためには、目標を設定しておかないといけません。結構きつい職種だと思いますが、この職種を選んだ以上は仕方ありません。権利もあるけれど、選んだ以上はやはり責任もありますので、そのバランスも大事です。最近は権利の方が大きくなっているけれど、やはり責任を果たすということも大事だと思います。

司会:ありがとうございました。では、大串先生、浅見先生からも一言お願いします。

大串:学術集会の「軌轍と融和」という言葉の奥に深く隠されたリハビリテーション医学に対する想いを今日は感じさせていただきました。その言葉通り久保先生は医局運営をやっていらして、融和を重んじてやってこられていることを改めて勉強させていただきました。ありがとうございました。

浅見:久保先生が考えられているリハビリテーションのイメージ作りが具体的で分かりやすかったということ、目の前のことばかりにとらわれるのではなくて、やはりもっと大局的な視点でやらなければいけないということ、そしてリハビリテーション分野に関わっていない先生方にいかに伝えるかということが非常に重要だということが分かりました。

久保:京都府立医科大学リハビリテーション医学教室の医局員はみんなきちんとトレーニングができているので、他科の先生に「リハビリテーション科医は違うのだ」と納得させることができます。このように、リハビリテーション医に任せたら患者さんがいい状態になるのだというサプライズは大事だと思います。

また行政、医師会ともつながっているので、三位一体として京都モデルにしていきたいと思います。オール京都でリハビリテーション教育体制を作ろうということになっているので、いいものができるはずです。次世代を引っぱってくれるような人で、何かやってやろうと思う人が一人でも二人でもリハビリテーションの世界に入ってきて、その人がseedsになれば、いろいろな人がまた増えていきます。そこが人材育成のポイントだと思います。

司会:今日は、長時間にわたりありがとうございました。


司会を終えて

たくさんのことをお話くださったのですが、かなり割愛しての報告となりました。どうか、御容赦ください。

新しいことを始める際には大局を見ながら、全体の中で個々のバランスを図る必要があること。常にアイデアを持っておくことは大切で、新しい分野にチャレンジすることは楽しく、どんどん前をむいて歩んでいくべきということ。今回、教えてくださったことの一部はこういうことではないかと感じています。若手のインタビュアーにとってもたくさんの刺激をいただけたものと信じております。

久保先生におかれましては、長時間にわたりおつきあいくださり、本当にありがとうございました。京都府立医科大学リハビリテーション医学教室の皆様の全面的なご協力をいただき、無事に終えることができたと存じます。ありがとうございました。

文責 中馬