[リハ医学 第
伊藤多枝子 音成 龍司 村山 伸樹和 田 泉 伊賀崎伴彦 高野 孝太
柳川リハビリテーション病院
(受付:
要 旨: 本研究では20〜80代の健常者35名を対象にして,視覚および聴覚刺激を言語性と非言語性とに分けオドボールパラダイムを行った.その結果,聴覚,視覚の非言語性,言語性刺激いずれにおいてもP3潜時と年齢とに高い相関が得られ,また言語性P3は非言語性よりも長潜時であり,一年当たりの延長率も高値を示した.P3は刺激によらず一定の頭皮上分布を示しPz最大であった.刺激を非言語性,言語性に分けて得られた今回の結果により,今後事象関連電位を言語性疾患患者に応用していく.
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