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認定委員会

委員長 出江紳一


 リハ医学会専門医制度には,5年の研修の上で口頭試験による「専門医-1」と,10年以上のリハ医療の経験を有し書類審査による「専門医-2」があります.
 「専門医-2」はある特定の分野に秀でるリハ専門医を認定する制度でありましたが,受験者の若年化,合格率の低下(本年度は約20%),他学会の専門医制度との整合性の問題(専門医は試験制度が必要)が生じています.
 昨年「専門医-1」の受験資格拡大のため,研修会で研修期間や経験症例を置き換える特例措置を開始しました.本年度は「専門医-1」受験者の9名が利用されています.
 そこで,委員会で「専門医-2」審査終了についての検討が始まり,本年4月に評議員に対してアンケート調査を行いました.評議員195名中160名より回答が得られ,132名(83%)の先生方が審査終了に賛成していました(リハ医学37巻9号558頁).その結果を委員会で慎重に検討し,理事会に「専門医−2」審査終了についての意見を提出,理事会で報告されました.現在,委員会では終了時期について検討に入っております.この件に関して,次年度の総会に諮る準備をすることになりました.