広報委員会より


今回もあれよあれよという間にページは埋まり,編集後記を書くほどの働きもしていないのです.間にISPRMと学会があり,イベントが多かったことや,活発な委員会活動,時代の流れに応じた諸問題等学会として考えるべきことの多い証拠でもあり,また学会員が学会の行方に関心を持っているということの証拠でもありましょう.●ところで,このたびISPOとISPRMの両方の学会に参加して思ったことは,やはり英語力が必要だということです.10年ほど前に初めて国際パラプレジア学会で発表しましたが,そのときの公用語は英語とフランス語でした.フランス語の質問がヘッドホーンを通して英語に変換されそれに対して受け答えするというもので,英語初心者の私は大変苦戦いたしました.そのときに参加していたイタリアの先生はあまりに英語ができなくて失笑を買っておりましたが,少なくとも現在ではヨーロッパ人で英語力に欠けるという人は国際学会ではみられません.ISPOの会議に3〜4年前から出席しておりますが,当時英語の下手だったフランス人はかなり上手になっており,このように英語以外を母国語とする人々もそれなりの努力をしています.今回も両学会であった日本人スピーカーズは皆英語ができて互角にやりとりをしておりました.英語ができて当たり前といわれると私のようなぐうたらは困ってしまいますが確実にそういう時代がきているようです.日本人だからといって許されない…日々是研鑽.(飛松)
(リハニュース11号:2001年10月15日)