広報委員会より


 ソルトレークでのパラリンピックは長野ほどマスコミに取り上げられず,メダルも若干寂しかったなどと思っていましたら,診療報酬改"低"が決まり,桜も早く咲いてしまい,例年になく忙しい春先でした.
リハビリテーションについては算定方法の大枠から変更があり,医療情報システムを導入している病院では短期間での変更で大変苦労されたかと存じます.昨年12月に「保健医療分野の情報化に関するグランドデザイン」を出した厚生労働省ですが,情報システムの更新がどれだけ大変か全く分かってないのではと思わせる改定でした.今後の情報化もどこまで進むのか心配になっています.システム変更を考えるとどう考えても早くても10月実施でなければ無理だとこぼしながらも4月になってしまい,リハニュース13号発行の時期に重なりました.
診療報酬改定の内容に関しては,いろいろ評価も分かれるのでしょうが,学会の公式見解にはできない意見も多々あると思われ,リハニュースの出番ではと思っております.寄稿のお願いなどの際には宜しくお願いします.
本号は,年度末に診療報酬の改定が加わり忙しい時期にご執筆いただいたり,時間的にぎりぎりの記事をお願いもしましたが,おかげさまで鮮度のよい記事も掲載できたかと思います.ご協力いただいた先生方に感謝申し上げます.(根本明宜)
(リハニュース13号:2002年4月15日)