スタッフ:リハ科医局として、教授1(岡島)、客員教授1、非常勤講師1、医局長(原田)、医員2。リハ室として、理学療法士11名、作業療法士5名、言語聴覚士3名、理学療法助手2名。
外来担当医師:月〜水:岡島、木・金:原田、土:天野。その他、装具外来(木)、筋電図(月、水)、嚥下造影(適宜)。
当院の特色:当院は中央線の三鷹と吉祥寺、京王線の仙川の真中に位置する病床数1162、外来患者数2,500/日の特定機能病院です。救急医学会の重鎮を輩出してきた歴史から東京西部の3次救急の要とされ、救急車の受入数も日本最多といわれています。広い地域からヘリコプターで移送されてくる患者を受入れる熱傷センターもあり、最先端の高度救命救急医療を自負しています。
リハ室・リハ科の特徴:リハ室は理学療法を行う整形外科の中の一部門として1978年に開設しました。その後、作業療法・言語聴覚部門も加わり1994年には総合承認施設となりました。整形外科のなかでリハ担当を設け、整形以外の診療科のリハ診療を行ってきましたが、2001年リハ科・リハ医学講座が開設されたのを機にリハ科が中央診療施設としてリハ室を管理するようになりました。リハ科医局開設にあたっても、広い研究室の提供を受けるなど、今でも整形外科医局員とは親交が厚く、和気藹々としています。現在、リハ科独自のベッドを持たないため、入院リハ140〜160人/日はすべて他科入院中です。リハ科医の通常業務は診察、処方、機能予後診断ですが、脳外科、神経内科については密にフォローして併診的な役割を担っています。対象疾患の内訳は脳卒中・脳外傷40%、骨関節疾患25%、廃用症候群11%、循環器疾患5%、呼吸器疾患4%、熱傷3%、脳性麻痺2%と多岐にわたっています。最近の動向として、失語症など高次脳機能障害が減って、嚥下障害の割合が増えています。筋電図は4件/週で整形外科以外からも多様な依頼を受けています。嚥下造影は高齢医学科をはじめとする他科と協力して行っています。
医局の特徴:当院の中でも最も新しい医局で、まだ創成期にあります。先に述べた通り、東京西部の地において日本屈指の高度救急救命医療を展開していることもあって、リハも早期介入の急性期リハを命としています。東京西部に位置する病院のリハ部門拡充をお手伝いしていきたいと考えています。少人数の医局ですので、医局員個人の希望を前面に取り入れることも特徴です。
(原田貴子)
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杏林大学医学部リハビリテーション科
〒181-8611 東京都三鷹市6-20-2
TEL 0422-47-5511, FAX 0422-44-0609
URL:
http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/ (リハニュース26号:2005年7月15日)