INFORMATION会則検討委員会

諸会則の体系化

委員長 佐直 信彦


会則検討委員会の役割は新たに会則が作られる場合,これまでの会則に照合して整合性が保たれているかをチェックする委員会です。ところで,これまでの諸会則を見直してみますと,その会則が作られた根拠となる上位の会則が記述されることなく,不明確なものが数多くあることに気づかされました。

これまでの会則を見直すためには,会則の分類と基準を明確にする必要がでてきましたので,「定款」を基本規程とし,定款を施行するための「施行細則」,それに基づいた事業・活動を実施するための「内規」,さらに,各委員会等の「申し合わせ」とし,「定款」「施行細則」に記載のない事項(特に創設当時には想定外で,定款にない専門医制度に係わる会則等)を「規則」と定め,5分類としました。定款,施行細則は総会の決議を要し,規則は理事会の議を経て必要に応じ総会に報告し,内規は理事会の承認,申し合わせは委員会等の審議機関において申し合わせるものと定めました。

昨年1年かけ,この分類と基準に照らして,全ての会則の根拠となる上位の会則の条・項を明らかにして,体系化しました。今年度は,会則の本文に至るまで新旧対照表を作成し,理事会に提出したいと考えております。

このことが,今後の学会運営の透明化と円滑化に資するものと考えております。