リハ医学 40-11 掲載

社団法人日本リハビリテーション医学会 第2回理事会 議事録
日　時：平成15年6月17日(火)　12時00分～15時40分
場　所：札幌コンベンションセンター　101会議室
出席者：
理事長／千野直一
常任理事／石神重信・江藤文夫・伊藤利之
理　事／石田　暉・岩谷　力・木村彰男・住田幹男
　　　　立野勝彦・田中信行・土肥信之・蜂須賀研二
　　　　平澤泰介・眞野行生・三上真弘・宮野佐年
監　事／安藤德彦・中村隆一
幹　事／渡部一郎
名誉会員／五味重春・野島元雄・村上惠一・米本恭三

議　題

1.　報　告

　1) 会員状況について
　伊藤常任理事から，会員の現況等について報告があり，新入会者，退会者について了承された．
　2) 第40回学術集会の準備状況について
　眞野理事から，806演題とたくさんの応募があったこと，33年振りの北海道での開催となること，などの報告説明があった．

　2.　重点審議事項

　1) リハビリテーション科専門医への移行に関する経過措置(案)
　伊藤常任理事から，前回承認された文言を条文化したものである旨の説明があり，審議の結果承認された．
　また，専門医制度に係る経過措置の今後の方向について，配布資料により，認定臨床医，専門医についての説明があり了承された．

　3.　審議事項

　1) 平成14年度の各種委員会報告
　伊藤常任理事から，平成14年度の各種委員会報告書について，前回以降，特に修正意見が出されていない旨の説明があり，原案のとおり承認された．
　2) 細則9号による生涯教育研修単位の申請について
　木村理事から説明があり，審議の結果，14研究会等が承認された．
　3) ISPRM等国際学会への今後の方針
　石神常任理事から，ISPRMの総会が平成15年5月18日から22日チェコのプラハで開催され，約1,300名の参加があったこと，千野理事長は事務局長，石神常任理事は監事として参加したこと，次回は2005年にブラジルで，2007年には韓国で開催予定である等の報告があった．
　アジアの動向について説明があり，5月20日に9～10カ国が参加して会議がもたれたこと，Regional Meeting（Asian Chapter）をもつこと等の報告があった．
　来年開催される日韓合同カンファレンスの際に，Task Force Meetingを開いて欲しい旨会議出席者から提案されたことを受け，本医学会としての対応について提案があり，審議の結果承認された．
　本医学会のホームページを外国人向けに整備することの提案があり，了承された．
　千野理事長から，若い理事が日本リハビリテーション医学会代表として国際学会に出席して欲しい旨の要請があった．なお，「アジア」にするか，「ASEAN」にするかは，今後検討していくことになった．
　4) 認定臨床医・専門医の試験実施について
　木村理事から説明があり，6月18日の通常総会において規則等が承認された後の専門医の試験方法について，また，学会誌掲載の「お知らせ並びに申請の手引き」について，特に意見がある場合は6月末までに事務局に申し出ることで承認された．
　また，専門医認定基準第3条に基づく試験及び認定方法について，細則等で整備することになった．
　5) 研修施設年次調査の結果について
　木村理事から，年次調査の結果について説明があり，専門医不在の施設15施設，非常勤のみの勤務時間不足の施設11施設に関する認定取り消しについて諮られ，承認された．
　6) 実習研修について
　眞野理事から，①小児の実習研修　②臨床筋電図実習研修　③脊損尿路管理実習研修について，教育委員会として承認された旨の説明があり，審議の結果了承された．
　なお，実施にあたって実施要領等の規定を作成することとなった．
　7) 会費を2年以上滞納した者の扱いについて
　庶務担当の伊藤常任理事から，学術集会期間中，事務局年会費受付の近くに会費未納者の氏名を掲示し，その後申し出がない者については，定款10条の規定に基づき除名とする旨の説明があり，承認された．
　8) その他
　伊藤常任理事から以下の協賛について説明があり，審議の結果承認された．
　　① 「生体医学工学シンポジウム2003」
　　② SIG「姿勢保持」講習会2003

　4.　報告事項

　1) 中間法人日本専門医認定制機構報告
　千野理事長から，平成15年6月11日中間法人日本専門医認定制機構第1回総会が開催され，細則・規則等の制定，平成15年度の活動重点事項，専門医広告の届け出受理状況について，報告説明があった．
　2) 各種委員会報告
　平成15年5月10日から平成15年6月16日までの間に開催された各種委員会について，報告書を事前に送付し得た委員会については，追加説明の上報告書を確認，事前に送付できなかったものについては，それぞれ次のとおり各担当理事から報告が行われた．
　① 編集委員会　　　　　 報告書確認　蜂須賀理事
　② 評価・用語委員会　　 田中理事
　② 認定委員会　　　　　 木村理事
　④ 試験問題作成委員会　 木村理事
　⑤ 社会保険等委員会　　 石田理事
　⑥ 関連専門職委員会　　 報告書確認　住田理事
　⑦ 会則検討委員会　　　 報告書確認　土肥理事
　⑨ 国際委員会　　　　　 報告書確認　平澤理事
　また，新委員長について次のとおり報告された．
　　評価・用語委員会　豊倉　穣
(平成15年6月6日委員会)
　3) 日韓合同カンファレンスプロジェクト委員会報告
　平澤理事から，韓国からは約200名の医師が参加予定であること，7月にはセカンドアナウンスメントを行う予定である旨の説明があった．
　4) 内保連報告
　石田理事から，内保連リハビリテーション小委員会（9学会）において，エキスパートパネルによる検討が進められていること，「心臓リハビリ」に関しては，循環器関連学会と本医学会でパネルを立ち上げる予定である等の報告があった．
　5) 科学研究費審査委員候補者の推薦について
　千野理事長から，平成16年度の審査委員候補者を提出した旨の報告があった．
以　上