社団法人日本リハビリテーション医学会第3回理事会議事録

日　時：平成11年7月31日(土)　11時30分～17時
場　所：ルビーホール（東京駅八重洲北口大丸12階）
出席者：
理事長／千野直一
常任理事／明石　謙･中村隆一
理　事／穐山富太郎･安藤德彦･江藤文夫･緒方　甫
　　　　佐藤徳太郎･田中信行･土肥信之･平澤泰介
　　　　福田道隆･眞野行生･三上真弘
監　事／上田　敏
幹　事／君塚　葵･木村彰男
議　題
　1.　報告事項
　1) 会員現況について
　庶務担当の明石常任理事から，会員の現況等について報告が行われた．
　2) 第36回日本リハビリテーション医学会学術集会報告について
　第36回学術集会会長の田中理事から，学術集会が多数の参加者により盛会裡にとどこおりなく終了した旨の報告があり，併せて関係者各位の協力に対し謝意が述べられた．
　3) 学術部会報告
　中村常任理事から，学術部会における専門医･認定臨床医に関する協議状況について報告があった．
　4) 各種委員会報告について
　平成11年5月7日から7月30日迄の間に開催された各種委員会について，それぞれ次のとおり各担当理事から報告が行われた．
　①編集委員会中村常任理事
　②評価･用語委員会眞野理事
　③教育委員会江藤理事
　④認定委員会三上理事
　⑤障害保健福祉委員会佐藤理事
　⑥関連専門職委員会穐山理事
　⑦広報委員会田中理事
　⑧国際委員会平澤理事
　⑨企画調整委員会土肥理事
5) その他
　① 診断群分類調査研究について
　理事長から，上記調査研究についての進行状況等の報告が行われた．
　また，理事長を補助するために，佐藤･安藤両理事，石田社会保険等委員長，正門内保連委員の協力を御願いすることとした．
　② 介護保険制度における医療関係者の役割について
　理事長から，介護保険制度の現況及び医師の役割について説明があった．
　③ 卒後研修カリキュラムの検討について
　江藤理事から，国･公･私立大学の卒後研修カリキュラムの検討状況について報告があった．
　④ ホームページ開設に伴う学情センターへの申請について
　田中理事から，ホームページ開設に伴う学情センターのWWW資源利用申請がなされたことの報告があった．
　⑤ 科研費の応募促進について
　佐藤理事から，時限付き分科細目の申請状況が少なく，リハビリテーション科学については3年目ということもあり，数多くの申請を行う必要がある旨の報告があり，さらに田中理事から，リハビリテーション科学は発足してから年間300件の申請を満たしていないため，国･公･私立の大学及び短大の医学部長･病院長･施設長宛に千野理事長名で応募促進の要請をした旨の報告がされた．
　⑥ 内保連への要望書の提出について
　安藤理事から，診療報酬改定要望案を内保連宛提出したとの報告があった．
　なお，8月中に内保連としての案をまとめ厚生省に提出されるとの報告があった．
　また，佐藤理事から外保連への要望書について，新設要望，改定要望ともそれぞれ3項目まで上げる旨の報告があった．
　⑦ 日本整形外科学会などとの協調について
　千野理事長から，日本整形外科学会黒川高秀理事長より，当医学会とより一層緊密な連携の要請をいただいたとの報告があった．
　また，今後日整会はじめ，リハ医学会との関連が強い学術団体との連携を強める必要性について説明があった．
　2.　協議事項
　1) 日本リウマチ学会社会保険委員会顧問の推薦について
　千野理事長から，標記の顧問に石田　暉社会保険等委員長を推薦したい旨の提案があり，異議なく承認された．
　2) 米国リハビリテーション医学会主催の「世界各国における専門医制度検討会」への招聘について
　千野理事長から，標記の件につき説明があり，千野理事長，石神常任理事への招聘が承認された．
　3) リハビリテーション関連雑誌における評価法使用動向調査について
　眞野理事から，リハ関連雑誌の評価法の調査に付き説明があり，今後調査データを学会誌に掲載するとともに，経年的にデータを蓄積してリハ医学会の有用な資料とすることとなった．
　4) 宮城県脳卒中リハビリテーション治療研究会並びに東京都医師会からの認定臨床医生涯教育単位認定の申請について
　江藤理事から，宮城県医師会･脳卒中リハビリテーション治療研究会との共催セミナー並びに東京都医師会主催のセミナーについて説明があり，認定臨床医生涯教育実施細則9号の平成11年度対象項目に指定することを承認した．
　5) 日本リハビリテーション医学会専門医認定基準（改正基準）の特例の細目(案)について
　三上理事から，上記(案)について説明があり，一部訂正の上承認された．
　6) 専門医の受験資格に関する特例の申請用紙について
　三上理事から，上記の件について説明があり，異議なく承認された．
　7) 平成11年度第2・3回研修施設の認定について
　三上理事から，研修施設の認定について説明があり，第2回新規申請中1施設が，第3回新規申請中1施設が承認され2施設が保留となった．
　8) 日本リハビリテーション医学会関連専門職連絡協議会の設置について
　穐山理事から，関連専門職連絡協議会の設置についての検討経緯が説明され，種々検討の結果協議会ではなく連絡会（情報交換する会）とすることで設置が承認された．
　9) ホームページ開設に伴う経費について
　田中理事から，ホームページ開設経費について説明があり，異議なく承認された．
　10) 日本リハビリテーション医学会Honorary Member, Corresponding Member及び海外研修制度に関する内規について
　平澤理事から，リハ医学･医療の国際交流を図り，国際活動を推進するため，国外のHonorary Member，Corresponding Member及び海外研修制度に関する内規(案)について説明があり，種々協議の結果再度委員会で検討し理事会に諮ることとなった．
　11) 委員の委嘱，解職について
　土肥理事から，委員の委嘱，解職に関する調整結果が報告され，協議の結果解職は平成11年9月30日付，委員の委嘱は平成11年8月1日付として以下の通り承認された．
　　社会保険等委員会　　　解職4名
　　広報委員会（特別委員)　新規2名
　12) 医師以外の正会員の認定について
　土肥理事から，医師以外の入会希望者について委員会の審査結果が報告され，協議の結果岩瀬義昭，藤澤宏幸，小島義次3氏の入会が承認された．
　13) 各種委員会の運用と活動計画について
　千野理事長から，各種委員会が整備され委員会活動をより活性化し，効率よくするために，予算に立脚した活動計画を立てる必要がある．各種委員会は，来年度の活動計画及び歳出予算(案)を本年末までに，理事会に提出してほしい旨の提案があり承認された．
　14) その他
　① 役員の定年制について
　庶務担当の明石常任理事から，理事等の定年を65歳としたいとの提案があり，検討の結果会則検討委員会に付託することとなった．
以　上

<36-11> 掲載

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