平成12年度 第3回理事会・評議員会・通常総会 議事録

日 時:平成12年6月21日(水) 12:00〜14:00
場 所:東京ビッグサイト国際会議場 802号室
出席者:
理事長/千野直一
常任理事/明石 謙・中村隆一・石神重信
理 事/穐山富太郎・安藤コ彦・江藤文夫・緒方 甫
    佐藤徳太郎・竹内孝仁・田中信行・土肥信之
    平澤泰介・福田道隆・眞野行生・三上真弘
監 事/上田 敏・米本恭三
幹 事/君塚 葵・木村彰男
名誉会員/今田 拓・大塚哲也・小林太刀夫
     五味重春・高橋 勇・野島元雄・村上惠一
議 題
 1. 報告事項
 1) 理事長報告
 千野理事長から,理事長退任にあたり,2年間の在任期間中における主な活動について,総括して報告が行われた.
 2) 科学研究費(リハビリテーション科学)正式細目設置要望書について
 田中理事から,文部省,日本学術会議並びに日本学術振興会に江藤理事と出向き,担当者に直接内容を説明し要望書を手渡した旨報告があった.
 2. 協議事項
 1) 評議員の推薦について
 理事長から,評議員候補者(再任)171名及び(新任)28名を総会に提出したい旨説明があり,了承された.
 2) 役員候補について
 理事長から,理事候補者18名及び監事候補者2名を評議員会へ提出したい旨諮られ,了承された.
 3) 会費を2年以上滞納した者の除名について
 明石常任理事から,定款第10条の規定に基づき除名とする旨説明があり,了承された.
 4) 後援・協賛名義について
 明石常任理事から,後援・協議名義使用について説明があり,以下について承認した.
  INTERACT2001(協賛名義)
以 上

評議員会 議事録

日 時:平成12年6月21日(水) 16:05〜17:40
場 所:東京ビッグサイト国際会議場
出席者:162名(欠席者33名)
議長の選任
  定款第24条第2項に基づき,出席評議員のうちから君塚 葵評議員が議長に,副議長には浅山 滉評議員が選任され,議長は,出席評議員が定足数に達していることを確認した後,開会を宣した.
  議長は,議事録署名人に蜂須賀研二,野村忠雄の両氏を指名した.
議 題
 1. 評議員の選任について
 千野理事長から,理事会で承認した,199名が報告され,総会に提出することを決定した.(総会でも承認された.)(定款施行細則第9条の者6名を除く.評議員名簿参照)
 2. 役員候補者の選出について
 出席評議員全員の投票により理事16名を選出し,監事2名を信任し,これを役員候補者として総会に提出することとした.(総会でも承認された.)(役員名簿参照)
 報告事項
 1. 理事長報告
 千野理事長から,平成11年度における主な活動について総括して報告が行われた.
 2. 平成11年度各種委員会報告
 千野理事長から,平成11年度の各種委員会の活動状況について,報告が行われた.(表1)
1 編集委員会報告
担当理事:竹内孝仁
委員長:佐鹿博信,委員:赤居正美,岡島康友,鴨下 博,川平和美,北原 佶,白土 修,水間正澄,里字明元
 1. 編集委員会の開催
 第1回(平成11年4月2日),第2回(平成11年5月7日),第3回(平成11年6月11日),第4回(平成11年7月30日),第5回(平成11年10月1日),第6回(平成11年11月19日),第7回(平成12年1月7日),第8回(平成12年2月4日),第9回(平成12年3月31日)
 2. 編集委員の着任
 平成11年4月から北原佶委員,平成12年1月から赤居正美委員が着任した.
 3. 編集委員長の交代
 平成12年3月31日にて佐鹿博信編集委員長が辞任し,新編集委員長に里宇明元委員を選任した.
 4. 学会誌発行について
 平成11年1月から平成11年12月の間に,第36巻1号から12号まで,計12冊の発行を行った.
 5. 投稿論文の状況と論文審査・掲載について
 1) 平成11年1月から平成11年12月の間の投稿原稿は43編で,このうち22編を採用,13編を修正後再審査,8編を不採用とした.また,内訳は,原著25編,短報11編,症例報告7編であった.
 2) 第36巻に掲載された論文は,原著24編,短報9編,症例報告5編,総説4編であった.
 3) 平成12年1月より平成12年3月末日現在で15編の論文の投稿があった.
 6. 学術集会の記録・その他の掲載について
 1) 第36巻には,第35回ならびに第36回学術集会の記録を例年通り掲載できた.
 2) 地方会の案内の掲載を行った.
 3) 各種の報告なども例年通り掲載した.
 4) 他学会や研究会などのお知らせについては,会報ニュースに掲載することを原則としたが,会報ニュースが季刊であるため学会誌にも適宜掲載した.
 7. その他
 1) Index Medicusへの掲載を申請するために,“Uniform Requirement for Manuscript Submitted to Biomedical Journals”に準じた投稿規定と執筆規程の改定案を理事会へ提出した.
 2) 投稿論文数が減少してきているため,編集委員会から総説を依頼した.
 3) リハビリテーション医学会誌の充実を目的として,8分野に関する「特集企画」を設け,これらの8分野で研究を進めている諸先生方へ応募を促した.諾17件,否5件であった.各分野ごとの投稿予定時期がまちまちで査読の進捗状況も変動が大きいと予想されることから,「特集」を組むことはできないと判断した.したがって,通常の投稿論文として,迅速に査読することとし,こうした変更を各研究者へ通知することとした.
2 評価・用語委員会報告
担当理事:眞野行生
委員長:住田幹男,委員:大橋正洋,小林一成,近藤和泉,園田 茂,千田富義,豊倉 穣
 当委員会は,日本リハビリテーション医学会の組織刷新に伴い,担当理事および担当常任理事の指導・指示のもとに平成11年度の活動を以下の通り行ったので報告する.
 1. 頻出評価法動向調査の会員への報告
 1998年度国内外の主要なリハ医学会誌に使用されている各種の評価法の動向,使用頻度,使用目的について各委員で分担して集計し,その結果をリハ医学会誌36巻553〜555頁にて報告した.さらに委員会活動報告として広報ニュースにも掲載して,会員の電子化されたfloppy diskの使用も呼びかけた.
 2. 広報ニュースへの質問箱Q&A連載
 基本は委員会活動がより積極的に会員のニーズに答えていけるように質問箱Q&Aを広報誌に開設した.会員より用語の解説や評価法についての質問等があれば,簡潔にある程度の解説を加えていくこととして,合計3回掲載を委員会で討論の上,委員の個人名で行った.
 3. 2002年度版用語集の発行に向けて
 用語集の改訂は5年ごとに行うことが理事会決定で決められている.今年度は,今後の用語集編集の具体的な日程と各会員への情報宣伝開始のアンケート案などの検討を行い,大筋の合意を得たので順次作業を開始していく.基本的な枠組みに関するアンケートから開始することとした.
 4. 懸案事項
 1999年度および2000年度における頻出評価法動向調査の推進については委員間で分担して,1998年度と同様の調査を行い,2000年度合計3年間で終了することとした.その時点で1998年度と同様の調査分析並びに調査結果の利用法について検討し,理事会の決定を承けて会員への提示・利用法の開示をはかることとした.
3 教育委員会報告
担当理事:江藤文夫
委員長:川平和美,委員:荒巻駿三,才藤栄一,関 和則,染矢富士子,椿原彰夫,永田雅章,蜂須賀研二,間嶋 満,森本 茂,渡部一郎
医学教育
 1. 医師卒後研修会の開催
 a)第51回医師卒後研修会(主題:呼吸・循環・老人,会期:平成11年9月16〜18日,担当:蜂須賀研二委員,受講者:69名)
 b)第52回医師卒後研修会(主題:リハビリテーション総論,会期:平成12年3月9〜11日,担当:森本茂委員,受講者:77名)
 2. 医学生夏期リハビリテーションセミナー開催の支援
 医学生夏期リハビリテーションセミナー開催のポスター製作と医科系大学への配布を行った.
生涯教育
 1. 平成12年度生涯教育単位申請項目の改訂を行った.
 a)追加された項目
 細則3号:「リハ地方会」での発表(筆頭演者)(1単位)を追加する.
 日本リハビリテーション医学会地方会(以下「地方会」という)での発表(筆頭演者に1単位)を追加する.
 細則8号:義肢装具等適合判定医師研修会(1単位)を追加する.
 義肢装具等適合判定医師研修会(1単位)を追加する.
 細則9号:地域の学術集会や研究会におけるリハ関連の特別講演を単位認定(1単位)の対象として追加する.
 地域における研究会または学術集会でのリハ関連の特別講演の受講(1単位)を追加する.
 b)取り扱いの変更
 リハビリテーション地方会学術集会での(1単位)を,細則8号から細則1号に移行する.
 医師卒後教育研修会の受講(2単位)を,細則8号から細則2号に移行する.
 2. 平成12,13年度の生涯教育地区研修会のテーマは下記の4つとした.
 高次脳機能,脊髄損傷,脳性麻痺,切断・補装具他
4 認定委員会報告
担当理事:三上真弘
委員長:梶原敏夫,委員:猪飼哲夫,出江紳一,伊勢眞樹,梅津祐一,栢森良一,木村伸也,西村尚志,前島伸一郎,吉永勝訓
 1. 平成11年度専門医の審査について
 平成11年度日本リハビリテーション医学会専門医申請者について試験を含む所定の審査を行い,その結果専門医42名(専門医1:37名,専門医2:5名)を適格と認め理事会に報告した.理事長はこれを日本リハビリテーション医学会専門医として認定した.上記氏名は学会誌37巻5号に発表され,今回の認定により,平成12年3月現在,専門医実数は749名となった.なお,専門医1受験資格を緩和するため平成11年度より研修歴や経験症例の不足を学会認定の研修会におきかえる制度がスタートしたが,今年度9名の利用があった.今年度の専門医1の口頭試験は特別委員の参加を得て円滑に実施することができた.
 2. 平成11年度認定臨床医の審査について
 平成11年度認定臨床医の資格審査及び認定試験を実施し,受験者78名のうち66名を合格と認定し理事会に報告した.理事長はこれを日本リハビリテーション医学会認定臨床医として認定した.上記氏名は学会誌36巻11号に発表され,今回の認定により,平成12年3月現在,認定臨床医実数は5,075名となった.
 3. 研修施設の認定について
 @新規申請施設について:平成11年度の審査により20施設を認定した.
 A研修施設年次調査について:平成11年度に年次調査を更新対象以外の271施設について行った.
 B3年毎の更新について:平成11年度33施設について現況調査を実施し31施設を適格であると認めた.
 C研修施設認定状況:平成11年度までの認定延べ数は372件,現在稼働施設数は324件である.
5 社会保険等委員会報告
担当理事:安藤コ彦
委員長:石田 暉,委員:及川忠人,木佐俊郎,田中宏太佳,辻 一郎,浜村明徳,本田哲三
 1. 本年度は委員会を5回開催した.
 2. 委員の定数削減を図り,担当理事1名,委員8名(委員長を含む)となった.
 3. 内保連および外保連への要望書を提出した.
 4. 年間活動課題および活動計画を作成した.その中で委員毎のTask Force 7つを決定した.
 1) 外保連担当
 @試案作成マニュアルに基づき試案を作成する.
 A生体検査以外の項目で外保連に申請するのにふさわしい項目の抽出と要望案の作成
 2) 内保連担当
 @小児関連の要望の取り纒め
 A指導料,管理料,情報提供料など技術料に関する項目の取り纒め
 B言語聴覚訓練料の再検討
 3) リハビリ病棟・リハビリ病院のあり方の検討
 @主なリハ病院(病棟)の平均在院日数,患者数対医師・看護婦数,1ベッド当たりのレセプト点数等の調査
 A脳卒中について(平均在院日数,発症から入院までの日数など)の調査
 B病棟の種類による試算(一般病棟,療養型病床群など)
 4) 平成12年実施の介護保険の矛盾点,問題点の検討(特に医療保険との関係で)
 @リハ医療(入院,外来)にどのような影響を与えたのかの調査
 A主治医の意見書
 B介護保険と医療保険の区分:日常診療(介護対応)と複雑医療(医療対応)の区分以下は平成13年度
 C包括評価と出来高評価の区分
 D支給限度額の実態
 E要介護認定
 F介護認定の時期(モニタリング)
 5) 介護保険次期改正にむけての提案(問題点と解決方法)
 @居宅サービス関連(訪問・通所リハ,訪問看護,居宅療養管理指導)
 A施設サービス関連(療養型病床群,老人保健施設など)
 @とAは一体として調査
 B介護認定審査会の構成メンバー(特に医師に関する)に望まれる要件
 C現金給付の問題(障害保健福祉委員会と連携)
 6) DRG/PPS
 @FRG作成へのステップ
 Aリハ医療への影響
 B試行の内容
 7) クリニカルパス
 @リハに関連したパス,ガイドラインの調査(データベース化)
 A導入の問題点
 Bリハクリニカルパスの実施
 5. 診療報酬改訂の結果をふまえ資料作りは申請の段階からevidence basedを目指し,関連学会・団体にも呼び掛けていくことを確認した.
6 障害保健福祉委員会報告
担当理事:佐藤徳太郎
委員長:伊藤利之,委員:岡本五十雄,樫本 修,柴崎啓一,住居広士,中島咲哉,永田雅章,山口 明
 1. 委員会として下記の課題と検討計画を提案,理事会の承認を得たうえで,主担当委員を決めて具体的な検討を開始した.
 1) 介護保険と障害福祉―見直すべき課題と今後の対野―(岡本五十雄)
 2) 障害認定のあり方―身体障害者福祉法を中心とした障害の範囲,程度分類,認定方法など―(中島咲哉)
 3) 障害施設体系の見直しと利用法のあり方(樫本 修)
 4) 地域ケア・システムにおけるリハビリテーションのあり方―高齢者介護システムを包含して―(山口 明)
 5) 福祉用具関連事業のあり方―(永田雅章)
 6) リハ関連専門職養成の課題と対策―身体障害者関係(臨床心理士,視能訓練士,ケアマネージャーなど)―(住居広士)
 7) 社会参加推進のためのリハビリテーション,スポーツのあり方―(柴崎啓一)
 2. わが国の障害保健福祉に関して地方分権障害枠の見直しが進められていることから,今年度は,「障害認定のあり方」に重点を置き担当委員を中心に課題を整理,基本的方向性を確認した.
 3. 今後の予定
 「障害認定のあり方」に続き,その他の課題についても方向性を確認したうえで,アンケートなどにより情報を収集.一定のまとまりがついた時点で順次会員に広報する.また,厚生省や地方自治体に対しても問題提起する予定である.
7 関連機器委員会報告
担当理事:福田道隆
委員長:岩谷 力,委員:赤居正美,寺山久美子,コ弘昭博,長尾竜郎,松本茂男,山内 繁
 1. 今年度は3回の委員会を開催した.
 2. コンピューター2000年問題への医療器械の対応について,案内を広報ニュースに掲載した.
 3. 義肢処方,製作,適合判定,装着訓練ができる施設の情報(四肢切断者治療施設マップ)を収集して学会のホームページに公開することを検討した.
 4. 介護保険の導入に伴う福祉機器支給体制に関する情報を収集し,問題点を検討した.
 5. 昭和47年に本学会義肢装具委員会の発表した「義肢装具に関する将来計画」を検証し,新計画を作成する必要性について検討した.
8 関連専門職委員会報告
担当理事:穐山富太郎
委員長:齋藤 宏,委員:椿原彰夫,西村尚志
 1. 委員会の開催
 平成11年度は合計4回の委員会を開催した.
 2. 第26回理学療法士・作業療法士養成施設等教員長期講習会の運営
 日本リハビリテーション医学会からは齋藤 宏,鷹野昭士,水間正澄,川村次郎,住田幹男が運営委員を担当した.
 [東京地区]
  期間:平成12年1月11日〜2月4日
  場所:厚生省病院管理研究所
  受講者:PT36名,OT30名
 [大阪地区]
  期間:平成11年11月22日〜12月17日
  場所:行岡保健衛生学園
  受講者:PT40名,OT26名
 3. 第8回在宅訪問リハビリテーション講習会の運営
 日本リハビリテーション医学会からは齋藤 宏,竹内孝仁,伊藤利之,梶原敏夫,万歳登茂子が運営委員を担当した.
 [東京地区]
  期間:平成12年2月7日〜2月11日
  場所:厚生省病院管理研究所
  受講者:PT29名,OT16名
 [名古屋地区]
  期間:平成12年2月14日〜2月18日
  場所:名古屋市高齢者就業支援センター
  受講者:PT30名,OT15名
 4. 第1回リハビリテーション医療関連専門職連絡会議の開催
 平成12年3月31日東京ステーションホテルにおいて開催した.
 出席者は,奈良 勲,遠藤 敏(以上,日本理学療法士協会),寺山久美子,杉原素子,岩瀬義明(以上,日本作業療法士協会),田澤英二,大石暁一(以上,日本義肢装具士協会),藤田郁代,立石雅子(以上,日本言語聴覚士協会),千野直一,石神重信,中村隆一,米本恭一,穐山富太郎,齋藤 宏,西村尚志(以上,日本リハビリテーション医学会)であった.
 千野理事長より連絡会議設立の趣旨説明があり,連絡会議規約案が提示され,連絡会議設立について参加者全員の賛同が得られた.この後,自由討論で進められ,リハビリテーション関連専門職で当面問題となっている事がらについて活発な意見の交換が行われた.
9 会則検討委員会報告
担当理事:緒方 甫
委員長:鈴木堅二,委員:上好昭孝,才藤栄一,千田富義
 1. 第1回委員会(平成11年11月1日)
 1) リハビリテーション関連専門職連絡会議規約について
 リハビリテーション関連専門職連絡会議の発足に伴い,関連専門職委員会担当穐山理事より提出された同会議規約理事会修正案を検討した.
 2) 学会役員および評議員の定年制について
 理事長より学会の活性化を目的に役員および評議員の定年制について諮問があった.学会定款では評議員の定年が70歳とされているが,役員(理事および監事)の定年は定められていない.他医学会定年制について調査結果に基づき,役員および評議員の定年制について検討し,評議員を対象にアンケートによる調査を行う委員会案を理事会に答申した.
 2. 定年制に関わるアンケート調査の実施(平成11年12月)
 委員会案では役員と評議員に関わる調査を行うこととしたが,評議員の定年制の改定は時期尚早とする理事会の判断があり,役員の定年制について評議員を対象にアンケート調査が行われた.調査結果は学会誌第37巻3号に報告した.調査では回答率が88%,定年制の設定に98%が賛同し,理事定年を65歳とするが多数を占め,監事定年は65歳と68歳に分かれた.今後は理事会において役員の定年制の実施に向けて検討がなされる.
10 広報委員会報告
担当理事:田中信行
委員長:木村彰男,委員:川手信行,飛松好子,水落和也,道免和久,根本明宜
 1. 委員会の開催
 本年度は年4回の委員会を開催した.
 2. 広報ニュースの発行
 平成11年度中に広報ニュースを創刊号より第4号まで計4号発行した.今後も年4回のペースで発行する予定である.なお,広報ニュースの愛称を「リハニュース」とすることとした.
 3. ホームページの開設
 学会のホームページ作成作業を行い,平成12年1月15日より正式に開設した.
 4. 委員の構成
 ホームページのための特別作業委員を道免和久,根本明宜の両氏に委嘱し,引き続き正規の委員しての就任を要請し,理事会で承認を得た.
 5. その他
 今後の広報活動に関して種々の議論を行い,今後も積極的に活動を展開してゆくこととした.
11 国際委員会報告
担当理事:平澤泰介
委員長:岡島康友,委員:小池純子,荒巻駿三,宮野佐年
 1. 国際委員会関連規約の作成
 国阪委員会発足時に決定した国際委員会内規にしたがって,平成11年度は4回の委員会を開催し,リハビリテーション医学・医療の国際交流と本学会の国際的認知度向上の観点に立ってHonorary Membership,Corresponding Membership,海外研修助成の各制度の詳細を検討した.その結果を各々,Honorary Membership規約案(邦文と英文),Corresponding Membership規約案(邦文と英文),海外研修助成制度規約案として,理事会に提案した.理事会ではそれらのうちの一部が訂正された上で承認された.これら3つの規約は会則検討委員会において,他の委員会規約との整合性が確認された.規約の全文を本会会誌(36巻11号)に掲載し,1カ月半にわたって会員からの意見を募集した.
 2. Honorary Membership規約の概要
 対象は65歳以上でリハビリテーション医学に関する十分な業績を有する外国の国籍者である.本学会が主催した学会での講演あるいは本学会会員の留学・研修の受け入れなど,過去において本学会への貢献があった者である.なお,定員限度を30名とした.
 3. Corresponding Membership規約の概要
 対象は65歳未満でリハビリテーション医学に関する十分な業績を有する外国の国籍者であり,将来的にも本学会との国際交流が可能と考えられる者とした.再任を認めるものの任期は5年とし,その間での本学会関連の学会集会への参加や講演もしくは本学会が関連するリハビリテーション医学関連出版物への投稿などを通して国際交流を実践することを義務付けた.定員限度は30名で,対象国が偏らないようにする.
 4. 海外研修助成規約の概要
 対象は40歳以下の本学会会員で,海外でのリハビリテーション医学に関する学会参加・発表および海外のリハビリテーション医学関連施設への訪問研修を予定する者とした.年間3名を限度に各30万円を助成するものである.応募資格としてリハビリテーション医学に関して,外国語での学会発表経験および著名な海外誌にFirst Authorの原著論文を有する者とした.なお,助成者には学会参加および施設訪問研修の報告を義務付けた.
 5. Honorary Member,Corresponding Member候補の選出
 Honorary Membership,Corresponding Membershipの各規約にしたがって,本学会名誉会員,役員,評議員に推薦依頼状を送付した結果,Honorary Member,Corresponding Memberあわせて約20名の推薦を受けた.その情報を理事会に提出した.理事会の合意を得た14名の候補者に対しては,文書にて,立候補の意思の確認と詳細な履歴,業績,本学会への貢献度を調査する.
 6. 海外研修助成の募集
 海外研修助成制度規約にしたがって,本学会誌(37巻1・2号)において海外研修助成の募集を行った.その結果,3月31日締切日において4名の応募を受付け,理事会において3名が決定された.
12 企画調整委員会報告
担当理事:土肥信之
委員長:宮野佐年,委員:伊藤利之,木村彰男
 1. 委員会の開催
 平成11年度は計5回委員会を開催した.
 2. 新組織体制の運営について
 各種委員会の委員長を中心にそれぞれの分野の問題を整理・検討し,検討課題,活動計画を理事会に提出するように提案した.
 3. 委員の推薦・解職について
 各種委員会の委員の推薦(解職をふくむ)は,担当理事のみからの推薦ではなく,理事全員から委員推薦を受けることになっており,理事会に周知していただくようにお願いした.
 4. 各種委員会の構成に関する調整を行い,理事会に報告した.
 5. 医師以外の入会希望者の審査
 医師以外の入会希望者について,内規に基づき審査し,理事会に提案した.
 6. 平成12年度活動計画
 学会組織の機構改革が一段落し,新組織がスタートし各種委員会が活発に活動を始めている.各種委員会の微調整は今後も必要であるが,企画調整委員会の役割は小さくなったと考えられる.
 
審議事項

 T. 平成11年度事業報告について
 明石常任理事から,以下の事業報告が行われ,承認された.(総会でも承認された.)
 1. 会員現況(平成11年4月1日から平成12年3月31日まで)
会員総数 9,214名 8,997名 217名(平成11年3月31日増減)
医師 9,002名 8,792名 210名
医師以外  212名  205名  7名

新入会  500名
退会  283名

物故会員(敬称略)
 伊川 禎治,栗若 良臣,鴇田  律,芹沢 勝助
 池田 康修,加藤 清国,皆川 英二,上田 喜生
 谷口 和彦,堀中 重男,杉谷 晃俊,土井美紀子
 宇山  健,加藤  正,横山 正昭,伊藤 秀樹
 山根 孝志,宮津  誠,目時 弘文
 2. 役員,評議員,各種委員会委員
 役員:理事長1名,常任理事3名,理事12名,監事2名,幹事6名,評議員196名
 各種委員会委員:編集委員会9名,評価・用語委員会7名,教育委員会11名,認定委員会10名,社会保険等委員会8名,障害保健福祉委員会8名,関連機器委員会7名,関連専門職委員会3名,会則検討委員会4名,広報委員会6名,国際委員会4名,企画調整委員会3名
 3. 諸会議
 1) 通常総会の開催:平成11年5月20日
 2) 評議員会の開催:平成11年5月19日
 3) 理事会の開催:第1回 平成11年5月8日
          第2回 平成11年5月19日
          第3回 平成11年7月31日
          第4回 平成11年9月25日
          第5回 平成11年11月20日
          第6回 平成12年1月29日
          第7回 平成12年3月25日
 4. 辞令発送について
 各種委員会委員(特別委員を含む94名)
 5. 後援,協賛等依頼
 (1) 運動療法機能訓練技能講習会後援名義
   ((社)全国病院理学療法協会会長より)
 (2) リハビリテーション・ケア研究大会99後援名義
   (大会会長より)
 (3) 第20回バイオメカニズム学術講演会協賛名義
   (バイオメカニズム学会会長)
 (4) 第14回リハ工学カンファレンス協賛名義
   (日本リハビリテーション工学協会理事長)
 (5) 第22回てんかん学基礎講座協賛名義
   ((社)日本てんかん協会会長より)
 (6) 第28回日本医療福祉設備学会
   併設「HOSPEX JAPAN99」協賛名義
   (設備・機器総合展)
   (日本医療福祉設備協会会長,(社)日本能率協会会長より)
 (7) 第20回中伊豆医師卒後研修会後援名義
   (農協共済中伊豆リハビリテーションセンター顧問より)
 (8) 第35回身体障害者スポーツ大会(熊本大会)後援名義
   (厚生省大臣官房障害保健福祉部長より)
 (9) シンポジウム「カーナビ・携帯電話の利用性と人間工学」協賛名義
   (日本人間工学会会長・関西支部長より)
 (10) 第49回日本理学療法学会後援名義
   ((社)全国病院理学療法協会会長・同上学会長より)
 (11) (社)日本てんかん協会第26回全国大会
   ((社)日本てんかん協会会長より)協賛名義
 (12) 平成11年度第48回義肢装具等適合判定医師研修会後援名義
   (国立身体障害者リハビリテーションセンター総長より)
 (13) 第21回臨床歩行分析研究会協賛名義
   (同定例会会長より)
 (14) 日本学術会議50周年記念,医用生体工学専門委員会シンポジウム協賛名義
   (日本学術会議医用生体工学専門委員会連絡協議会会長より)
 (15) 第9回大分県リハビリテーション医学会
   (同上会長より)後援名義
 (16) 第34回日本作業療法学会後援名義
   (同上学会長より)
 (17) リハビリテーション・ケア合同研究大会岩手2000後援名義
   (同大会長より)
 (18) 第15回リハ工学カンファレンス協賛名義
   (日本リハビリテーション工学協会理事長より)
 (19) 第21回バイオメカニズム学術講演会協賛名義
   (バイオメカニズム学会会長より)
 (20) 平成12年度運動療法機能訓練技能講習会
   ((社)全国病院理学療法協会会長より)後援名義
 (21) 「インターアカデミーパネル2000年会議及び第8回アジア学術会議」後援名義
   (日本学術会議会長より)
 (22) 第15回生体・生理工学シンポジウム協賛名義
   ((社)計測自動制御学会会長より)
 (23) ヒューマンインタフェースシンポジウム2000協賛名義
   (ヒューマンインタフェース学会長・大会長より)
 (24) 第6回ジョイント講演会協賛名義
   (日本バイオメカニクス研究連絡協議会議長より)
 (25) 第16回ライフサポート学会大会協賛名義
   (ライフサポート学会大会長より)
 (26) 第19回臨床熱画像検査法講習会協賛名義
   (日本サーモロジー学会理事長より)
 (27) Home Health Care Japan2000「ホームヘルスケア西日本2000」協賛名義
   ((社)日本能率協会会長より)
 6. 学術集会の開催について
 第35回日本リハビリテーション医学会学術集会を,平成11年5月20日,21日,22日の3日間鹿児島市において開催した.
 会場:鹿児島市民文化ホール・サンロイヤルホテル・ベイサイドガーデン
 7. 会誌の発行
 会誌「リハビリテーション医学」第36巻第4号〜第12号,第37巻第1号〜第3号計12冊を発行した.
 8. 広報ニュースの発行(リハニュース)
 平成11年度中に4回発行した(創刊号平成11年4月15日から第4号まで),なお,広報ニュースの愛称を「リハニュース」とした.
 9. ホームページの開設
 準備中であった「日本リハビリテーション医学会ホームページ」が平成12年1月15日から正式に公開された.(http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jarm/)
 10. 教育及び研修
 1) 医師卒後教育研修会
 第51回 主題:「呼吸・循環,老人」
   期日:平成11年9月16日(木)〜18日(土)
   会場:産業医科大学
      (北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1)
   受講者数:69名
 第52回 主題:「リハビリテーション総論」
   期日:平成12年3月9日(木)〜11日(土)
   会場:奈良県社会福祉総合センター
       (奈良県橿原市大久保町320-11)
   受講者数:77名
 2) 生涯教育研修会
 研修セミナー
   期日:平成11年5月21日(金),22日(土)
   会場:市民文化ホール,サンロイヤルホテル
   受講者数:784名
 北海道ブロック
   期日:平成11年7月17日
   会場:札幌医科大学大講堂
   受講者数:53名
   期日:平成11年10月23日
   会場:ムトウビル6F会議室
   受講者数:62名
   期日:平成12年2月26日
   会場:北海道大学学術交流会館
   受講者数:60名
 東北ブロック
   期日:平成11年10月9日
   会場:山形市中央公民館大会議室
   受講者数:88名
   期日:平成12年3月18日
   会場:仙台市シルバーセンター
   受講者数:111名
 関東ブロック
   期日:平成11年11月21日
   会場:エーザイ本社5階ホール
   受講者数:396名
 北陸ブロック
   期日:平成11年9月4日
   会場:金沢シティモンドホテル13階兼六
   受講者数:77名
   期日:平成12年3月25日
   会場:石川県リハビリテーションセンター4階大研修室
   受講者数:69名
 中部・東海ブロック
   期日:平成11年7月17日
   会場:ホテルブエナビスタ
   受講者数:61名
   期日:平成11年8月28日
   会場:メディアシティー静岡8Fマルチホール
   受講者数:67名
   期日:平成11年9月4日
   会場:エーザイKK名古屋支店
   受講者数:162名
   期日:平成12年2月5日
   会場:エーザイKK名古屋支店
   受講者数:173名
   期日:平成12年3月4日
   会場:メディアシティー静岡8Fマルチホール
   受講者数:57名
 近畿ブロック
   期日:平成11年7月3日
   会場:クレオ大阪東ホール
   受講者数:228名
   期日:平成11年9月18日
   会場:京都府立医科大学附属図書館2F図書館ホール
   受講者数:189名
   期日:平成11年11月13日
   会場:兵庫県民会館9階ホール
   受講者数:141名
   期日:平成11年11月28日
   会場:京都府立医科大学附属図書館講堂
   受講者数:96名
   期日:平成12年1月22日
   会場:大阪市立大学医学部大講議室
   受講者数:159名
   期日:平成12年2月26日
   会場:和歌山県立医科大学1階大講堂
   受講者数:77名
 中国・四国ブロック
   期日:平成11年4月24日
   会場:福山グランドホテル
   受講者数:33名
   期日:平成11年7月10日
   会場:高知県医師会館
   受講者数:39名
   期日:平成11年7月18日
   会場:愛媛県県民文化会館サブホール
   受講者数:31名
   期日:平成11年8月1日
   会場:旭ロイヤルホテル
   受講者数:37名
   期日:平成11年9月18日
   会場:高知城ホール
   受講者数:46名
   期日:平成11年9月19日
   会場:松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール
   受講者数:43名
   期日:平成11年10月7日
   会場:広島国際会議場
   受講者数:22名
   期日:平成11年10月31日
   会場:山口大学医学部第三講堂
   受講者数:20名
   期日:平成11年11月3日
   会場:高知医科大学臨床講堂2階
   受講者数:37名
   期日:平成11年11月27,28日
   会場:広島国際会議場
   受講者数:27日82名,28日73名
   期日:平成11年12月12日
   会場:川崎医科大学現代医学教育博物館
   受講者数:120名
   期日:平成12年1月22日
   会場:ホテルサンルート高知2階芙蓉の間
   受講者数:57名
   期日:平成12年1月30日
   会場:広島大学医学部広仁会館
   受講者数:59名
   期日:平成12年2月26日
   会場:阿波観光ホテル
   受講者数:35名
   期日:平成12年2月26日
   会場:福山グランドホテル
   受講者数:28名
   期日:平成12年3月4日
   会場:島根県立産業交流会館(くにびきメッセ)
   受講者数:7名
 九州ブロック
   期日:平成11年9月12日
   会場:鶴稜会館(鹿児島大学医学部)
   受講者数:197名
   期日:平成12年2月20日
   会場:福岡大学医学部大講堂
   受講者数:299名
 3) 在宅訪問リハビリテーション講習会
  厚生省からの委託を受け,第8回在宅訪問リハビリテーション講習会を開催した.
  東京地区
    期日:平成12年2月7〜11日
    会場:国立医療・病院管理研究所研修部
    受講者数:45名
  名古屋地区
    期日:平成12年2月14〜18日
    会場:名古屋市高齢者就業支援センター
    受講者数:45名
 11. 専門医,認定臨床医等の認定
 1) 平成11年度専門医認定者数
   専門医コース(1) 37名
    〃 コース(2)  5名
   平成12年3月末現在749名
 2) 平成11年度研修施設認定
   専門医施設 20施設
   平成12年3月末現在認定施設
   専門医施設324施設
 3) 平成11年度認定臨床医認定者数66名
   平成12年3月末現在 5,075名
 12. IRMA [記念特別会計に係る事業報告
 1) IRMA事務局運営
 2) IFPMRとAAPMRの合同会議が米国ワシントン州で開催され新しい国際学会ISPRMが発足し,初代会長に米国のJ.Melvin教授を選出した.
 第1回国際会議が2001年7月7〜13日までの7日間アムステルダムのライで行われる.
 U. 平成11年度収支決算報告について
 中村常任理事から,以下の収支決算報告が行われ,承認された.(総会でも承認された.)(表2〜11,表12 監査報告)
 V. 平成12年度事業計画案について
 事業方針について千野理事長から,続いて,明石常任理事から説明が行われ,承認された.(総会でも承認された.)
平成12年度 事業計画(案)(平成12年4月1日から平成13年3月31日まで)
事業方針
―21世紀に向けて―
 1. 国際化への対応
 1) 情報収集・発信の効率化…インターネット他
 2) 国際交流の促進…国際会議出席・海外研修(援助)
 2. リハ医学の実践・研究の支援
 1) 若手医師の育成
 2) 若手研究者への支援
 3. 学術団体としての学会活動の充実
 1) 会員へのリハ医学情報の提供…ニュースレター・ホームページの拡充
 2) 学術集会抄録を全会員へ事前配布
 3) 教育・研究・臨床の立場の確立と充実…ソフト面では関係職連絡会議の開催
 4) 地方会の在り方を検討…プロジェクト委員会の設置
 5) 学会運営の能率向上…事務局との関連において検討
 4. リハ医学学術研究助成基金の設立(積立方式)
 1) 将来,利子によって運営する予定(現行の利子では1億円を目標に積立てた場合およそ70万円が毎年利用できる.)
 5. ミレニアム事業
 1) アジア・太平洋地区におけるリハ医学領域の学術交流の場をめざして
事業計画
 1. 学術集会の開催について
 第37回日本リハビリテーション医学会集会を,平成あい年6月22日,23日,24日の3日間東京ビッグサイト国際会議場において開催する.
 2. 会誌の発行
 会誌「リハビリテーション医学」を年12回(第37巻第4号〜第12号,第38巻第1号〜第3号),1回9,500部発行する.
 3. 広報誌の発行(リハニュース)
 広報誌「日本リハビリテーション医学会ニュース」を年4回(季刊)発行する.
 4. ホームページの管理運営
 入力情報(掲載内容)の更新及び追加などを実施する.
 5. 教育及び研修
 1) 医師卒後教育研修会
  第53回医師卒後教育研修会を平成12年11月2日〜4日埼玉県入間郡毛呂山町において開催する.第54回医師卒後研修会「小児」を予定.
 2) 在宅訪問リハビリテーション講習会
  厚生省から委託を受け,PT及びOTを対象に第9回在宅訪問リハビリテーション講習会を東京と九州で開催する.
 3) 認定臨床医生涯教育研修会
  東京ビッグサイト国際会議場並びに全国8ブロックにおいて,認定臨床医の生涯教育研修会を開催する.
 6. 専門医及び認定臨床医等の認定
 1) 専門医の審査認定を行う.
 2) 認定臨床医の審査認定を行う.
 3) 研修施設の審査認定を行う.
 7. 諸会議
 1) 通常総会1回
 2) 評議員会1回
 3) 理事会
 4) 各種委員会
 (1) 編集委員会
  @ 学会誌のIndex Medicus収載に向けての情報収集および具体的な対応
  A 迅速な論文審査が行われるように査読・審査システムの改善
  B 優秀論文表彰選考
  C 投稿を促す工夫
  D 投稿・執筆規定の英訳を掲載し,HonoraryおよびCorresponding Memberからの投稿を促す
 (2) 評価・用語委員会
  @ リハビリテーション医学用語集(2002年度版)の編集
  A 頻出評価法動向調査活動
  B ニュースレター質問箱Q&Aの継続
 (3) 教育委員会
  @ 地区生涯教育研修会の開催
  A 生涯教充単位の認定
  B 医師卒後研修会の開催
  C 医学教育(卒前,卒後)カリキュラムの再検討
 (4) 認定委員会
  @ 専門医,認定臨床医認定試験の実施
  A 認定臨床医資格更新について
 (5) 社会保険等委員会
  @ 医療保険に関する業務
  A 急性期・回復期におけるリハビリテーション医療の在り方の検討業務
  B 診断類別包括的支払い方法
  C リハビリテーション医学・医療から見た介護保険の検討業務
 (6) 障害保健福祉委員会
  @ 介護保険と障害福祉
  A 障害認定のあり方
  B 障害施設体系の見直しと利用方法のあり方
  C 地域ケア・システムにおけるリハのあり方
  D 福祉用具関連事業のあり方
  E リハ関係専門職養成の課題と対策
  F 社会参加推進のためのリハビリテーション・スポーツのあり方
 (7) 関連機器委員会
  @ リハ機器に関する用語の整理
  A 運動療法機器の分類
  B リハ機器に関するWeb Site集の作成
  C 義肢装具に関する将来計画の検討
 (8) 関連専門職委員会
  @ チームアプローチに関する情報収集
  A 理学療法士・作業療法士養成施設等教員講習会の運営
  B 在宅訪問リハビリテーション講習会運営
 (9) 会則検討委員会
  @ 各種委員会内規の検討
  A 評議員定年制の検討
 (10) 広報委員会
  @ 広報ニュースの発行 年4回
  A ホームページの維持・管理
  B 企業,官庁その他への広報活動
 (11) 国際委員会
  @ 海外交換研修制度の創案
  A 推薦を受けたHonorary・Corresponding Member候補者の情報収集
  B 新たなHonorary・Corresponding Member候補者の推薦募集
  C 海外研修助成の募集
 (12) 企画調整委員会
  @ 各種委員会の調整
  A 医師以外の入会にかかわること
 8. International Society of Physical and Rehabilitation Medicine(ISPRM)関連事業について次の事業を行う.
 1) 新組織ISPRMの広報活動を第37回日本ヒラビリテーション医学会において行う(6月)
 2) ISPRMの理事会に出席(ギリシャ)(9月)
 3) アジア地域への広報活動
 9. 研究助成の推進
 優れた研究などに対して助成する
 10. ミレニアム事業(アジア太平洋地区)
 専門医会とジョイントで行う,場所は大阪市において,平成12年11月18日から19日実施予定
 11. その他
 1) リハビリテーション医療関連専門連絡会議を開催する.
 2) 各種リハビリテーション関連団体の主催する研修会,講演会等事業の後援,協賛等を行う.
 3) 会員名簿2年毎発行
 W. 平成12年度収支予算案について
 中村常任理事から以下の収支予算案の説明が行われ,承認された.(総会でも承認された.)(表13,14)
 X. 第40回(平成15年開催)学術集会会長の承認について
 千野理事長から,第40回学術集会会長候補者として,眞野行生会員(北海道大学大学院医学研究科)が推薦され,承認された.(総会でも承認された.)
 Y. 日本リハビリテーション医学会Honorary Member,Corresponding Member候補者の承認について
 平澤理事から,Honorary Member 6名,Corresponding Member 8名について,説明があり,異議なく承認された.(総会でも承認された.)
 Z. 会費を2年以上滞納した者の除名について
 明石常任理事から,会費を2年以上滞納した者について,定款10条の規定に基づき除名とする旨説明があり,了承された.(総会でも承認された.)
 [. 名誉会員の推薦について
 千野理事長から,上田 敏会員,緒方 甫会員,近藤 徹会員の3名を名誉会員に推薦する旨説明があり,異議なく承認された.(総会でも承認された.)
以 上

通常総会 議事録

日 時:平成12年6月23日(金) 11:05〜12:40
場 所:東京ビッグサイト国際会議場 東京都江東区有明3-21-1
出席者:5,544名(会場出席者463名,委任状出席者5,081名)
役員の選任について
 千野理事長から,評議員会で選出された下記の役員候補者(理事16名,監事2名)が提案通り選任された.
 理事/安藤コ彦,石神重信,石田 暉,伊藤利之
    岩谷 力,江藤文夫,竹内孝仁,立野勝彦
    田中信行,千野直一,土肥信之,蜂須賀研二
    平澤泰介,眞野行生,三上真弘,宮野佐年
 監事/中村隆一,米本恭三
名誉会員証の贈呈
 理事長から,上田 敏,緒方 甫,近藤 徹,の各氏に対して名誉会員証並びに楯が贈呈された.
海外研修助成証書の贈呈
 理事長から,今年度創設された,海外研修助成について,井手 睦,長谷公隆,菅 俊光の各氏に助成証書並びに助成金の目録が贈呈された.
以 上

社団法人 日本リハビリテーション医学会 評議員名簿(平成12年度)(193名)

青木 治人 (聖マリアンナ医科大学)
赤居 正美 (東京大学医学部附属病院リハ部)
明石  謙 (川崎医療福祉大学)
穐山富太郎 (長崎大学医療技術短期大学部)
朝貝 芳美 (信濃医療福祉センター)
浅山  滉 (水俣市立湯之児病院リハセンター)
足立 徹也 (横浜市立市民病院リハ科)
綾田 裕子 (大阪厚生年金病院リハ科)
安藤 和正 (国立療養所山形病院リハ科)
安藤 コ彦 (横浜市立大学附属市民総合医療センター)
飯田  勝 (埼玉県総合リハセンター)
猪飼 哲夫 (東京都リハビリテーション病院)
生駒 一憲 (奈良県立医科大学リハ部)
石川 友衛 (国立療養所東京病院附属リハ学院)
石川  誠 (近森リハビリテーション病院)
石神 重信 (防衛医科大学校リハ部)
石田  暉 (東海大学医学部リハ学教室)
石原 義恕 (中伊豆温泉病院)
出江 紳一 (東海大学医学部リハ学教室)
伊勢 眞樹 (財団法人倉敷中央病院リハ科)
伊藤 利之 (横浜市総合リハセンター)
伊藤 良介 (神奈川リハビリテーション病院リハ医学科)
稲田 晴生 (中伊豆リハセンター)
井上 明生 (柳川リハビリテーション病院)
井上 和彦 (医療法人社団青和会井上外科)
井上  一 (岡山大学整形外科)
今村 義典 (ちゅうざん病院リハ科)
岩崎 敬雄 (福岡大学病院リハ部)
岩破 康博 (京都第二赤十字病院整形・リハ科)
岩谷  力 (東北大学運動障害学肢体不自由学)
上尾 豊二 (玉造厚生年金病院)
上好 昭孝 (和歌山県立医科大学整形外科)
江口壽榮夫 (吉備国際大学)
江藤 文夫 (東京大学医学部附属病院)
及川 忠人 (東八幡平病院)
大川 弥生 (国立長寿医療研究センター老人ケア研究)
大隈 秀信 (筑豊労災病院リハ科)
大島  峻 (医療法人時計台病院)
大谷  清 (国立療養所村山病院)
大田 仁史 (茨城県立医療大学付属病院)
大橋 正洋 (神奈川県立総合リハセンター)
岡島 康友 (慶應義塾大学月が瀬リハセンター)
岡本五十雄 (勤医協札幌丘珠病院)
岡本 連三 (横浜市立大学医学部附属浦舟病院)
荻野 利彦 (山形大学医学部整形外科学教室)
奥村 悦之 (医療法人仁泉会朝倉病院)
加倉井周一 (北里大学医療衛生学部)
梶浦 一郎 (南大阪療育園)
梶原 敏夫 (国際医療福祉大学臨床医学研究センター)
加藤 正弘 (仁生会江戸川病院)
蟹江 良一 (名古屋市立大学医学部リハ部)
亀山 順一 (東北労災病院)
鴨下  博 (JR東京総合病院神経内科)
栢森 良二 (帝京大学医学部リハ科)
川口 幸義 (長崎県立整肢療育園)
川平 和美 (鹿児島大学医学部附属霧島リハセンター)
川村 次郎 (日下病院)
木佐 俊郎 (島根県立中央病院リハ科)
岸谷  都 (石川県リハセンター)
北原  佶 (北九州市立総合療育センター)
北原  宏 (千葉大学放射線部)
北村由紀子 (横浜市戸塚地域療育センター)
君塚  葵 (心身障害児総合医療療育センター)
木村 彰男 (慶應義塾大学医学部リハ医学教室)
木村 伸也 (愛知医科大学リハ部)
小池 純子 (横浜市障害者更正相談所)
河野 親夫 (土岐市立総合病院)
小坂 健二 (埼玉医科大学短期大学)(物故)
腰野 富久 (横浜市立大学医学部整形外科)
児玉 和夫 (心身障害児総合医療療育センター)
小林 一成 (東京逓信病院リハ科)
近藤 和泉 (弘前大学脳研リハ部門)
才藤 栄一 (藤田保健衛生大学リハ医学講座)
齋藤  宏 (東京都立保健科学大学)
佐々木鐵人 (北海道立心身障害者総合相談所)
佐鹿 博信 (横浜市脳血管医療センター)
佐直 信彦 (東北文化学園大学医療福祉学部)
佐竹 孝之 (別府発達医療センター)
佐藤徳太郎 (国立身体障害者リハセンター)
佐藤  豊 (新潟大学病院)
佐山 一郎 (秋田県立リハ・精神医療センター)
澤田 啓祐 (大阪府立身体障害者福祉センター)
椎野 泰明 (社会保険広島市民病院リハ科)
重野 幸次 (伊豆韮山温泉病院内科)
志波 直人 (久留米大学リハセンター)
島田 恭光 (大阪医科大学附属病院リハセンター)
陣内 一保 (神奈川県津久井保健福祉事務所)
鈴木 堅二 (帝京大学医学部附属市原病院)
鈴木 恒彦 (ボバース記念病院)
首藤  貴 (医療法人(財)尚温会伊予病院)
住田 幹男 (関西労災病院)
関谷 博之 (関谷クリニック)
千田 益生 (岡山大学附属病院リハ部)
染矢富士子 (金沢大学医学部保健学科)
高木 克公 (熊本大学医学部整形外科)
鷹野 昭士 (東京都立大塚病院)
高橋 紳一 (防衛医科大学校病院)
高橋 守正 (小田原市立病院リハ科)
高柳慎八郎 (栃木県身体障害医療福祉センター)
高山 忠雄 (東北文化学園大学保健福祉学科)
竹内 孝仁 (日本医科大学第2病院)
武澤 信夫 (京都南病院)
武智 秀夫 (吉備高原医療リハセンター)
田島 直也 (宮崎医科大学整形外科学教室)
田島 規子 (北里大学整形外科)
田島 文博 (浜松医科大学医学部附属病院リハ部)
立野 勝彦 (金沢大学医学部保健学科基礎理学)
田中 信行 (鹿児島大学医学部附属霧島リハセンター)
千田 富義 (秋田県立リハ・精神医療センター)
千野 直一 (慶應義塾大学医学部リハ医学教室)
椿原 彰夫 (川崎医科大学リハ医学教室)
手塚 主夫 (老人保健施設グレースガーデン)
寺山久美子 (東京都立保健科学大学)
コ弘 昭博 (吉備高原医療リハセンター)
富  雅男 (大阪府立大手前整肢学園)
豊永 敏宏 (九州労災病院リハ科)
鳥巣 岳彦 (大分医科大学)
土肥 信之 (広島県立保健福祉大学)
中込  直 (旭川荘療育センター療育園)
中島 昭夫 (中部労災病院)
中島雅之輔 (東京都立北療育医療センター)
中島 咲哉 (兵庫県立身体障害者更生相談所)
中村  昭 (七沢リハビリテーション病院)
中村 隆一 (国立身体障害者リハセンター)
長尾 竜郎 (千葉県身体障害者福祉リハセンター)
長島 弘明 (大原町国民健康保険病院)
永田 雅章 (市川市リハビリテーション病院)
奈良  勲 (広島大学医学部保健学科)
西村 尚志 (信州大学医療技術短期大学部)
二瓶 隆一 (日本リハビリテーション専門学院)
丹羽 滋郎 (あいち健康プラザ健康開発館)
野田 幸男 (静岡リハビリテーション病院)
野村 忠雄 (富山県高志リハビリテーション病院)
乗松 尋道 (香川医科大学整形外科学教室)
橋本  努 (生長会府中病院リハ科)
長谷 好記 (広島市立安佐市民病院リハ科)
畑野 栄治 (はたのリハビリ・整形外科)
蜂須賀研二 (産業医科大学リハ医学教室)
初山 泰弘 (国際医療福祉大学大学院)
濱  弘道 (奈良社会保険病院)
浜村 明徳 (南小倉病院)
原田  孝 (東邦大学医学部リハ医学研究室)
原  寛美 (医療法人慈泉会相澤病院)
半田 康延 (東北大学大学院医学系運動機能再建学)
平澤 泰介 (京都府立医科大学整形外科)
廣島 和夫 (国立大阪病院)
福田 道隆 (青森県立保健大学)
藤島 一郎 (聖隷三方原病院リハ診療科)
藤田 雅章 (国立療養所長崎病院)
藤原  誠 (兵庫医科大学リハセンター)
冬木 寛義 (東京医科大学病院リハ科)
古市 照人 (独協医科大学リハ科)
古屋光太郎 (第2北総病院)
堀尾 愼彌 ((医)堀尾会熊本託麻台病院)
本田 哲三 (東京都リハビリテーション病院)
前田 真治 (北里大学東病院リハ部)
真柄  彰 (労働福祉事業団燕労災病院リハ科)
正門 由久 (慶應義塾大学医学部リハ医学教室)
間嶋  満 (埼玉医科大学リハ科)
町田 正文 (日本大学医学部附属板橋病院リハ科)
松本 茂男 (青森県立中央病院)
眞野 行生 (北海道大学医学部リハ医学講座)
間宮 典久 (長野県社会保険診療報酬支払基金)
万歳登茂子 (和田内科病院)
三浦 英男 (飯坂温泉病院本宮診療所)
三上 真弘 (帝京大学リハ科)
水落 和也 (横浜市立大学医学部附属病院)
水間 正澄 (昭和大学医療短期大学理学療法学科)
南   宥 (琴の浦リハセンター)
峯島 孝雄 (日本大学大学院理工学研究科)
三宅 良昌 (愛媛整肢療護園)
宮野 佐年 (東京慈恵会医科大学附属第三病院)
盛合 徳夫 (東北文化学園大学)
森田 定雄 (東京医科歯科大学)
森田 秀明 (平田病院)
森本 正治 (労災リハ工学センター)
森本  茂 (奈良県心身障害者リハセンター)
森  義明 (昭和大学リハ医学診療科)
諸根  彬 (宮城県拓桃医療療育センター)
山形 恵子 (社会福祉法人三宿診療所)
山鹿眞紀夫 (熊本大学医学部附属病院)
山口  明 (国立精神・神経センター武蔵病院)
山口 昌夫 (金沢医科大学病院リハ科)
山崎 裕功 (JR東京総合病院リハ科)
山本 晴康 (愛媛大学医学部整形外科)
横串 算敏 (札幌医科大学リハ部)
吉永 勝訓 (千葉大学医学部附属病院リハ部)
吉村  理 (広島大学医学部保健学科)
米本 恭三 (東京都立保健科学大学)
里宇 明元 (埼玉県総合リハセンター)
渡辺  淳 (中通リハビリテーション病院)
渡辺 英夫 (田中整形外科病院)
綿森 淑子 (広島県立保健福祉大学福祉学部)
以 上

<37-9>掲載